囁き
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2001年02月18日(日) |
見た目的には何もない一日だけど・・・ 〜『黄昏の境界』〜 |
はっきり言えば、特別何もない一日だった。・・・表面的には。
色々考えてた。
例えば、彼女のこと。距離があるからなのか、それとも、僕達の性格だからなのだろうか。彼女が酷く不安がってる。何に対してかは、よくわからないけど・・・僕も、不安になってる。と、言うより、僕は、彼女は本当に僕が必要なのかってことを考えちまった。こればっかりは向こうのことだし、僕にはわからないことだろう・・・ ほかには、友達のこと。僕が携帯を解約して、結局今まで通りの連絡が取れなくなったせいで、友達の一人にえらく迷惑をかけているらしい。なんで、僕とそんなに連絡を取ろうとするんだろう・・・捨てたんだよ?僕は、僕を必要としてくれている人を。親と喧嘩して、単身赴任の親父のところに連れていかれて、受験だからって戻ってきてるけど、連絡は、彼女と、一人の友人しか取らないで・・・結局、僕は僕のやりたいことしかしてないんだ。こんな生活が本当に嫌なら、逃げればいい。それが、できる。それでもしないのは、この生活に何らかのメリット(もしくは、逃げることによるデメリット)があるから。待つとか言うな!!皆が俺のことを、記憶から抹消してくれたら、どんなに楽だろうね・・・結局、俺は心配するんだろうけど、皆のこと・・・
『黄昏の境界』 たまにね 自分の存在に不安になるんだ 街のどこかにいる君に囁く いつも君は僕のほうを向いて それでも視線は別のものを探していた 君のことを好きだと思っているけど そんな根拠はどこにもないんだ ただ僕がそう思っているだけで 実際はどうなんだろう たまにね 自分の存在に不安になるんだ 街を彷徨っている僕に呟く いつも僕は君に向かって 心からの愛の言葉を投げかけているけど それが本心なのかを知る術は 一体どこにあるのだろう 「自分は信じている」 多くの人はそう言うけれど 「ただの思い込みだよ」そんな一言に 全ては崩れ去ってしまうはず 自分の存在なんか 本当に不確かなものだと感じることはないかい? もしかしたら君だって 誰かの夢なのかもしれないんだ 眠りが覚めてしまったら自分は 一体どうなってしまうんだろう ああ きっとそれが 死というものかもしれないね 不確かな自分が信じる存在は やはり不確かなものでしかないのかな? 黄昏の境界で ふとそんなことを思う 嫌いな奴も 好きな映画も 美しい景色も 君への想いも 誰かの夢の中だと思ったら 怖い 自分はここに存在していると 叫んだところで一体何になる? 信じられる?でもそれは思い込もうとしているのとは違うのかい? 辛い夢なら覚めて欲しい そう思う人は多いけれど もし全てが夢だったなら 君はいったいどうするんだい? 黄昏の境界で ふとそんなことを思う 太陽と月が入れ替わる そんな時に』
自己の存在感が薄くなるときって、ない?僕にはあるんだ。それを突き詰めていったら、極端に言えば、二つに分かれると思う。自己の存在を信じられるか、否か。でも、信じれる人に聞きたいんだ。『何を根拠に?』って。全てが思い込みだったら、どうするの?痛みも、哀しみも、喜びも、なにもかもがプログラムだったら? これを書いたときは、まだ中学生。そのときは、ただ、全てが思い込みであればいい。でも嫌だ。って、訳のわかんないことを思ってたけど。今は、少し違う。たとえ思い込みでもいい。それならそれで、やればいい。いつもそう考えられるわけじゃないけど・・・誰かへの想いとか、友への思いとか、信用することに不安になるときもあるんだしね。 存在感が強いか、それを疑う心が強いかって問題なんだろうね。僕は、後者。
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