2004年09月21日(火) 再び。
 

おだやかな昼下がり。
ハムとクリームチーズをはさんだ、ホットサンドをほおばりながら
ひざの上に載せた、本のページをめくる。

開けておいた窓から、涼しい風がふく。
振り向いたわたしの頬を優しく撫でた。

CDプレーヤーからカノンが流れている。
文字を目で追っていく。
あっという間に世界が広がる。

おだやかな昼下がり。
なにげないたくさんの幸せ。
すぐ近くに感じる、家族のぬくもり。

わたしは本を閉じると、大きなあくびをした。
どれくらい大きいかというと、近くを通った猫がびっくりする程度だ。
はっきり言って、わたしは暇だった。

旅から帰って一ヶ月。
わたしは「よし」と声を出して言うと、すっくりと立ち上がった。
ふたたび燃え上がった、決意を胸に。





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