すこしのすきまもない世界わたしは君のために生まれてきたようだとかんちがいするような、すくって確かめてぬくもりを落としてたくさんのきれいな空気より君が吸う空気と同じものをおもいきり味わってひたいに鼻のさきっぽに頬にくびすじに雨を降らせて震えるほど幸せだと囁いた。