ひとりびっち・R...びーち

 

 

心の準備 - 2002年07月28日(日)

 以前から何回もネタにしている岩波文庫の栞である。

 またか、と思われるだろうが、まただったのである。

 ※コレ↓



 なんてったってヘッセ、しかも「漂泊の魂」と来れば、読む側の気分だってそれ相応にチューンして臨む。

 そこにいきなり「おばさん」がハラリと落ちるわけだ。
 この脱力感をどう表現したらよいのか。
 やり場のない怒りすら覚える。

 どっこい気合いを入れなおして、「漂泊の魂」は無事読み終えたものの、毎度こんな目に遭っていると、岩波文庫恐怖症になってしまうかもしれない。

 そこで、とりあえず目に付くところにあった岩波文庫の中をチェックしてみた。
 これらは、これから読もうと思っているか、再読しようと思って取ってある本なので、出鼻をくじかれないためにも心の準備が必要だ。

 以下は、本のタイトルとその文庫に挟まっている栞の言葉である。

 「色彩論」 ゲーテ → 「酷」
 「神曲・上」 ダンテ → 「けんもほろろ」
 「神曲・中」 ダンテ → 「ねこばば」
 「神曲・下」 ダンテ → 「気の毒・気の薬」
 「茶の本」 岡倉覚三 → 「金平牛蒡」
 「教行信証」 親鸞 → 「山笑う」
 「浄土三部経・下」 → 「千秋楽」

 こうしてみると、別にショックを受けるようなものはないようにも思えるのだが、きっと、奥のほうから引っ張り出してきて、うっかり開くと「まただよ〜!」っていうようなモノがあるんだろうな。

 ま、いっか、その時はまたネタにすればいいんだ。(ぉぃ)


...




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