夢のラーメン - 2001年10月24日(水) 幸いなことにハワイアン・ムームー軍団の悪夢は見なかった。 しかし、某サイトの掲示板で、ポンチョとソンブレロの着用をすすめられたせいで、夢の中の常夏の地は、椰子の木が揺れる南の島ではなく、サボテンが乾いた熱風に吹かれている砂漠だった。 それに、寝る前に読んだ本の影響が重なって、夢の中の私は、サイバーテロリストと闘うハッカーグループの黒幕で、老メキシコ婦人という設定だった。 今読んでいるのは、川端裕人の『 the S.O.U.P. 』という小説だ。 まだ半分ぐらいしか読んでいないのだが、サイバーテロの描写がかなり面白い。 しかし、あまりにも原因がはっきりしている夢というのも、面白みに欠けるものである。 ポンチョとソンブレロは、思いのほか似合っていたような気もするが・・・。 ・・・・・・・ ところで、話はこってりと変わるが、みなさん「大盛り」はお好きだろうか? 今、我が家(といっても、娘と私だけだが)では、「てんこもりっち」という言葉がブームになっている。 「てんこもり」に「りっち」が合体して、質量ともに最強の盛り具合を表しているのだが、そう簡単には実現しない状態なのだ。 話のはじまりは、娘が見た夢の中の食べものである。 ・・・ 日曜日っぽいんだよね〜。 テレビで囲碁やってて、それを見ながら、大きなお饅頭を食べているんだ〜。 でね〜、そのお饅頭がなくなるまで、ひたすら食べつづけるんだよ。 でね〜、それがなくなると、おかーさんがラーメンを作るんだよ〜。 でね〜、そのラーメンが、でかいんだよ〜、ただものじゃないぐらい・・・。 てんこもり〜! っていうか、てんこもりっち っていう感じ? でね〜、食べすぎじゃな〜い? でも、おいしいよね〜♪ って言いながら食べてるんだよね〜 あ〜〜しあわせだ〜〜っ! って思ったところで目が覚めちゃった。 ・・・ そこで、量はともかく、気になるのは味である。 娘に聞くと、どう考えても食べきれる量じゃないはずだ、と、心の中では思っているんだけど、食べても食べても美味しいのだそうだ。 そいつはスゴイ。 ちなみに、饅頭は肉まん風で、味はたいしたことはなかったそうだが、ラーメンの方は、野菜たっぷりの塩味、海老まで入っていて、かなり美味しかったということである。 私は以前にも書いた通り、夢の中でも現実と変わらない食べ方をするのだが、娘にとっては“ちゃんと味のする初めての夢”だったそうだ。 その後、両親が留守で、娘が風邪っぴきだった時の夕食に、二晩続けて「夢のてんこもりっちラーメン」を作ってみた。 味は塩ではなくしょうゆと味噌だったし、大きさはもちろん小さいが、かなり夢のラーメンに近い出来、という娘の評価である。 満腹になって『犬夜叉』と『コナン』をまったりと見るのもまた良し。 「てんこもりっち」は我が家のささやかな幸福である。 ...
|
|