小春日和 - 2001年10月23日(火) 今日は暖かいというのを通り越して、半袖で歩きたいぐらいの晴天だった。 たぶん、こういう気候のことを小春日和というのだろう。 私は高校生ぐらいまで、小春は文字通り“小さい春”のことだと思っていた。 スミレやタンポポやつくしのような“小さい春”を見つける日のことだと思っていたのだった。 きっと、「だ〜れかさんがみぃ〜つけたぁ〜♪」という歌(たぶん『小さい秋』だったと思う)の春バージョンだと勝手に考えていたのだろう。 自分の間違いに気づいたのは、「インディアン・サマー」という言葉の意味を調べたときのことだった。 ・・・日本の小春日和に相当。(広辞苑) えっ? 秋のことだったの?! がぃ〜〜〜〜〜ん。 この手の間違いは、誰にでも経験のあることなのかもしれないが、どうも私は思い込みの激しいタイプらしく、いまだに小春日和から連想するのは、川原の土手の春の風景なのだ。 ・・・・・・・ ものはついでなので、究極の勘違いシリーズをもう一つ。 幼き日の私は、「しんぱいゴムよう」という言葉が大好きだった。 「心配はゴムのように伸びても元に戻る=大丈夫!ってこと」 と、大人たちの用法から意味を推察し、完璧に理解しているつもりだった。 だから私は、事あるごとに「しんぱいゴムよう!」とみんなを励ました。 もちろん、頭の中には、ゴムひもが“びよよ〜〜〜ん”と伸びては戻るイメェジを描きながらである。 「心配御無用」 この言葉を漢字で読んだ日のショックは今でも忘れられない。 ・・・・・・・ で、話は戻るのだが、晩秋や初冬の暖かい日のことを「老婦人の夏」と言う国もあったなぁ、と考えたところで、私の頭に素敵なイメェジが浮かんできた。 「常夏の老婦人」 ブーゲンビリアの花かなんか耳に飾って、鼻歌まじりに心配ゴムを、びよびよ、びよよ〜〜〜ん。 能天気でいい感じの婆さんじゃないか。 めざせ常夏! ・・・・・・・ なんちゃって追加。 いかん、いかんぞ、このイメェジは!(ぷるぷると首を左右に振る) 常磐ハワイアンセンター(今はもっとオシャレな名前だったような気がするけど)の大宴会場、揃いのムームー軍団が・・・。 なんか、悪夢にうなされそうな予感。 ...
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