あなたが目覚ましにとくれた、 額へのキスの余韻がまだ残っている。
もしこんなところをあなたのお母様に見られたら、 あたしは社会的な生活が出来なくなるんじゃないだろうか、 とひっそり心配している。
本当にもしだけれど、家庭を作ることになったなら、 嫁姑の確執は半端無いだろう…と予想する。 書きながら、あまりにもリアリティがなくて笑える。
表面化していないだけで、 確執はきっと、高校生のときからあっているのだろう。 当時、あたしは「悪女」と呼ばれていたらしいしね。
今は、先日寺島の部屋に入るのを目撃されたので、 「あの太った人」 って呼ばれてるらしい。 事実なので別に気にしないけど、 敵視されてることは気になる。
おお怖い。 だからやっぱり、寺島の元には嫁ぎたくない。 と本気で思ったりする。
そうなると、 寺島以外の結婚相手をつかまえなければならないわけで。 そのためにはダイエットが必須。
…そういう意味でも頑張らなきゃいけないのか。 発見。
茶原には、
「“将を射んとすればまず馬を射よ”
だから父親をおとせ!」
とか言われたことがあったな。 懐かしい。
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