今日は毒吐きな日記です。 そういうのが苦手な方は、どうぞ回れ右をお願いします。
いいかげん、彼女彼女と表記するのもあれなので、 名前でもつけてあげようかと思う。 このときの「チビ女」とか、 このときの「彼女」。 同一人物で、今となっては1番関わりたくない人になってしまってる。 名前は、阿比留さんとでもしとくかな。
寺島は、一時期は阿比留さんを嫌がってたものの。 最近はむしろ、好きらしい。 中学からの知り合いで、桃子より身近な分、 桃子より好きだろうな。
そういえば、とあたしは思い出す。 あたしと付き合いだしたときも、 阿比留さんとあたしで迷っていた寺島。 阿比留さんが熱を出したとき、 お菓子を持ってお見舞いに行った寺島。
好きなんじゃん、とあたしが言うと、 今の寺島は苦笑する。 そこで肯定したとき、 怒りはしないけど完全に寺島を見下すあたしを、知ってるからだろう。
そう、別に怒りはしない。 恋人同士ではないし。 だけど、阿比留さんを選ぶ男ってだけで、 もう駄目。 こっちから捨ててやる、くらいの勢い。 あたしがプライド高いせいもあるけど、 あたしの中では、 彼女とその彼氏たちは全て格下。
あんなキンキン声とよく一緒にいられるわね、てなもん。
あぁそうだった。 あたしのダイエットは、自分と寺島のためだけじゃなくて、 阿比留さんを完全に見下すって目的もあったんだった。 身長が低くて、童顔で、 胸がないっていうのが目下の悩みどころの彼女を、 痩せて、大人っぽさを完璧にモノにして、 今度会ったときに羨ましがらせてやろうって。
寺島の理想は、 髪型はゆるゆるパーマで、 身長は160以下で、 痩せてて、可愛い子。
あたしの身長は166であるし、 ことごとく外してくれるのね、と言ったら、 まりあがダメって言ってるんじゃないよと必死になってた。
その話と、阿比留さんの話と、 桃子の話をしてやるのが、 最近の寺島をいじめる方法かな。
ちなみにどうやら阿比留さんもあたしを嫌いなようだけれど、 あんたに嫌われたって何でもないわ、といった感。 そっちのほうが気楽だし。
もし寺島が阿比留さんを好きだ、と言ってあたしとの別れを選んだら、 きっと涙など1筋も出ないに違いない。 それはそれでいいかもね、なんて思ったりする。 楽。
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