どうしても苦しくて、 裏日記にべらべらとぶちまけた。 やっぱりすっきりした。 久しぶりの感覚だ。
今日は半日、寺島が街に行くのについていって。 本屋に行ったり、ゲーセンに行ったり、 いつものメロンパン屋さんに行ったり。
書く限りでは普通のデートだけれど、 3回くらい、街中なのに泣きそうになってた。
寺島の機嫌は悪くなくて、 ただあたしが悲しくなってただけ。
昨日寺島とメールをしていて、 今はお金がないから、明日はウィンドウショッピングをしようね、 なんて言ってた。 あたしはあははと笑って、 未来計画でも立てようか、と送った。
この未来計画というのは、 何も2人の未来の話ではなくて、 あたしの未来の話だった。 痩せたらあぁいう服が着たいとか。 どんな服がいいかな、とか、 そういう話のことだった。
変な話だけれど、 最近寺島とはダイエットの話が多くて、 テニスの日は大抵そんな話をしてるし、 普通の日でも寺島は、 太るよとか、痩せたらどうのこうのとか、あたしに言い続けているので、 「未来計画」の意味をわかってくれるかと思ったのだ。
だけど寺島は見事に誤解して。 「痩せてから言え」 って返してきた。
途端にあたしは。 太ってることだけで差別されてた中学時代を思い出した。 太ってることを開き直ろうとは思ってないけど。 痛いものは、痛いんだ。 そこは開き直らせてもらう。
今日会っているときに。 「未来計画」の本当の意味を話したら、 笑って理解はしてくれたけど、 謝ってはくれなかった。
太ってることは、自己管理が出来てないわけだから、 悪いことだとは思うけど、 結構、酷いセリフだと思うんだよな。 久々、ずっきり痛かった。
その他いろいろ、 太っていることをネタに話が続いて。 デブだのなんだの言われて、あたしが俯くと、 「痩せて欲しいから言うんだよ」って。
そのわりには、帰り道、 「痩せたら彼女ってわけじゃない」とか、 あたしのやる気を削ぐようなことばっかり言って。 (「彼女なんて要らないしなぁ」とつぶやいてもいたけど)
じゃぁやっぱり、「あたし」なんて要らないね? どっちでも変わらないんなら。
おかげで、 痩せて認めてもらおうとか、 そのために頑張ろうとか、 そんなポジティブな気持ちがすっかり消えてしまった。
ついでに、2人の未来のために頑張りたいとか、 あなたのために頑張りたいとか、 そういう可愛らしい気持ちも。
その分、プライドの高いあたしは、悔しいから。 それで頑張れる。 それも悪くないと思う。
もう完全に未来が見えない。 欲しいのかすらわからない。 だからって他の誰かがあたしの横にいるなんて考えられない。 他の誰かがあたしを抱くのも考えられない。
帰りの電車を待つホームで、そんなことを考えたら、 涙がじわっとやってきて、 零れないようにするのに一苦労した。
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