昨日のいっときだけ、アップしていた文章。 見た人は、どれくらいいたんだろう。
寺島を捨てることを決めたと、書いてた。 今もそれは、変わってない。
電話で、寺島と今井の話をしながら。 この苦しさをどうすればいいんだろうと、無意識にしてたのかもしれない。 耳の片方で、竜崎君の歌声を思い出そうとしてた。 心の片方で、彼のことを考えてた。 けれど、理性ではなく。
学校へ向かう電車の中で、不意に、 寺島を諦めよう、と思った。 とても不思議だけど、寺島を諦めようと思ったのは、 4年ぶりくらい。 でも4年前と同じように、決めることが出来た。 抑えきれずに、携帯から日記を書いた。
捨てる、なんて書いたのは、多分ただの嫌がらせ。
学校から帰るときはずっと、 竜崎君の好きなポルノグラフィティを、聴いていた。 絶え間なく聴いていなければ、 あたしが壊れてしまうような気がしている。 今も。
家で、考えを整理して、日記を書き直した。
深夜に、寺島と電話をした。 辛いような、幸せなような。 更に深夜、 とても中途半端な気持ちで、家を出た。
部屋から出てきてくれた寺島の手をつかむと、 それはとても冷たかった。 あたしといると、温まる。 ならば、未来の無いセックスもかまわない、と思えた。
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