under one umbrella

2004年09月12日(日) なんて小さな


新聞を一番に見ることは、ある時期までは優越だったけれど、
まったく眠れない結果にそれを眺めるのは、
とても、辛い。


体が完全に、夜型になっている。
でも、考えることもない。
ただ眠りたくて、苦しい。
明日は、長い仕事が待っているのに。


仕事の前に、薬を買おうと思った。
薬依存にならないようにしないといけない。





昔の自分をふと見つけることは、なんだか、
くすぐったいようで、でも、じんと来て、
もっと探したくなる。
赤川次郎先生の作品リストを眺めると、
いろいろと、思い出されるものがある。


浅田次郎先生の短編集を眺めていて、
なんとなく見覚えのあるタイトルを見つける。
それは、浅田先生に興味を持ったきっかけの1つになった、
模試に出題された短編だった。
そんなものを受けていた時代を、思い出す。
国語でトップをとることだけが、生きがいだった。
なんて小さな、生きがい。


出題された部分を読み返して、
何故涙が出るのかはわからなかったけど、
生きていてよかったと思えた。
それだけ。




はたから見れば、ただの失恋。
まだあたしは18才。
だからまた歩き出さなくちゃ。
止まっていて失うものもある。
あの日の記憶も、もう大分薄れた。

寺島だって、辛いんだよな。
そう考えると、楽になるから不思議。
だって基本的に、
寺島を責めたくなんかないんだ。
いつだって、寺島を想うあたしでいたいんだ。
優しく接していたい。
行動が伴ってないと、寺島に言われそうだけど。
今度から頑張るから許してね。

「強くなれたと言い聞かせて 弱さの分を涙にする」
涙にして流してしまおう。


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なんて小さな決意。
なんて小さな失恋。
なんて小さな私。



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