under one umbrella

2003年10月11日(土) ぼんやりした頭でやっと

けれど今思えば。
「親友」という、とても都合のいい言葉で。
自分たちを正当化していた節がある。

それでも、それで当人同士納得できるのなら、
後悔しないのなら、かまわないじゃないかと思った。
後の条件の自信は、なかったけど、
そこはまた、会ったときに話し合うつもりでいて。


ある土曜日。
その日は、地元の祭りだった。
市丸と、もう一人男友達と、あたしの弟と行く予定だった。
昼間、あたしは母とスーパーへ買い物へ行った。
そこで起きた、予想外な展開。

母が倒れた。
倒れたというよりかは、発作を起こしたに近かった。
病院から家に帰ってきたとき、あたしはへとへとで。
初めて見た発作に対する恐怖と不安が、まだ鮮やかに体に残っていて。
ぼんやりした頭でやっと、今日の祭りはあたしは行かないってことと、
今、寺島の声が聞きたいってことを、認識した。



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