2003年10月06日(月) |
「親友」という言葉で |
自分のなかで。 あたしは「恋人」というよりも、「親友」だと、 あの人は言った。 あたしは別に、反論もしなかった。
あたしは「親友」という言葉を素直に喜び、 これからの未来を幸せだと思った。
真実ならば、あたしは今でもそれを嬉しいと思うし、 ずっとそうでありたいと願う。 真実だと思えるならば。
あたしって本当幸せだ。 別れても、この人を失いはしないのだから。 今のあたしの、最もかけがえのない人に、 「親友」という言葉で、未来を保障してもらったのだから。 ぽろぽろと、涙が雫れた。 失わないと思えることが、嬉しかった。 あたしはいい加減。 「恋人」という関係の危うさに疲れていたのかもしれない。
この涙を。 恋人では「ない」悲しさだとは、到底思えなかった。
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