under one umbrella

2003年08月23日(土) キセキ

「わかってんのか 司
人を好きになるってすごいことなんだぜ
そういう相手にめぐり会えたってことは
すげえ キセキみたいなものなんだから
たいせつにしなきゃ」
             (講談社刊 『闇は集う』 作者 松本洋子)



それは結構気づかないことだと、思う。
私にはやっぱり、どこか「恋に恋した」部分があって。
今まで大事だったのは、「好きな人の存在」であり。
「好きになれた人の存在」では、なかった気がする。
「好き」という言葉を、あまりにも簡単に扱いすぎていた気がする。

寺島に恋をして。寺島と恋愛をして。
そうしてやっと、その言葉の意味を知ることが出来たと思う。
どんなに傷ついたって。どんなに泣いたって。
全然影響を受けない、相手への気持ち。自分。
それを自覚して初めて、相手を「好き」って言えるんだなって、
遅ればせながら気がついた。
そうして好きになった相手に、自分を好きになってもらえること。
本当に凄いことだ。まさにキセキだ。
今日もし寺島に逢えたら。
真っ先に、話そう。
今日逢えなくても、今度逢えたら。絶対。


思い返してみれば、たくさん。
ちょっと揺さぶられただけで、あっさり捨ててしまえる恋をしていた。
本当の意味の恋はやっぱり、小田と寺島だけ。
そんな寺島の傍に、今でもいられることは。
心底、幸せだと思う。


寺島への気持ちが前より減ったとか。
寺島の気持ちも減ってるとか。
何度も思ったし、ここにも書いたかも知れない。
だけど、「在る」だけで凄いんだと初めて気がついた。
こんなに惹かれる人に出会うことは凄いんだと。
だから、そのキセキに感謝しよう。
報いるために、精一杯寺島を愛そう。
それだけが、私にできること。


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