under one umbrella

2003年08月16日(土) 過去が迫ってきても。

思わぬ人物から、意外な知らせ。
小田が、東京から長崎に帰ってきた。
最初は、何年ぶりかに会えるって思って嬉しかったのだけど、
小田の無意味なメールにつき合ってるうちに、そんな気持ちは消えた。
やっぱり私は、こんな人にはついていけない。


ついていけないと言えば、市丸に関してもそうだった。
深夜にメールをしてきて、何かと思えば、
たった今補導されそうだったと言う。買い物に出てたとかで。
そのとき、何日か後にあることが計画されていた。
ここでは長くなるので書かないけれど、もし補導されていたらオジャンだった。
市丸のための計画だったから、当人が無駄にしてどうするんだと言ってやった。
勿論悪気はなかったのだけど、もう少し気をつけることは出来ないものかと、
私はため息をついたのだった。
以前ここに書いた、話しやすい男友達というのは市丸だけれど、
どうも私では、市丸の情けなさはカバーしてやれないらしい。
カバーするよりも突き放すタイプだから。

市丸は、いわゆる「母性本能」をくすぐるタイプで、
これまでの恋愛は全部年上が相手。
見てて納得はするけれど、理解は出来ない。
WJの連載漫画『いちご100%』で、
ダメ男な主人公の、モテる理由がわからないように。


明日小田は、私に会いに来るらしいけれど。
寺島のことを考えれば、正直来ては欲しくなかった。
そもそもが会いたくないのに。
いかにも会いに来てやるよって態度で明日の予定を聞かれると、余計に腹が立った。
予定がないのはしょうがないから。
いつもの強引さを武器に、寺島が突然来てくれたらいいのに。
想像したら、少し明るくなれた。
ありえないけれど、ね。


ねぇ、私を縛るのなら。
せめてあなたの顔が見れる距離がいい。
過去が迫ってきても。
あなたが抱き締めてくれる距離がいい。
証明してよ。
私はあなたのものだって。
小田なんかに渡しはしないって。言ってよ。


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