under one umbrella

2003年07月02日(水) 小田との会話は楽しくて



変化と言ったって、そんな大したことじゃないのだけれど。


中学一年生のときの、あたしの初恋の相手。
今は東京に住んでる。
前の日記では、「小田」という名前をつけていた。
転校して行く直前に告白して、良い電話友達になった。
ここ最近電話もメールも途絶えていて、ついこの間かかってきたときは、正直嬉しかった。


中学のときの小田は、優しかった。
だけどなよなよしてたわけじゃない。
体はがっしりしてて運動は一通りできたし、話は面白いしで、かなり「男性」的な雰囲気をかもしだしているのに、
いざというとき、とても優しくしてくれるのだ。
あたしは本当の意味で小田に恋していて、中学校3年間は、小田一色だったと言ってもおかしくなかった。


中学2年のときに小田が転校して、3年の中頃に電話友達になった。
1番多いときで、毎日話していたと思う。
お互いの恋の話が中心で、小田が東京の可愛い子の話をすると少し胸が痛んだけれど、
そんなことはかまわなくなるくらい、小田との会話は楽しくて、時間は速く流れていった。
あたしも新しい恋をいくつかしたけれど、それはある意味無理矢理に好きな人をつくった感じで、
小田があたしのなかからいなくなったわけじゃなかった。


変な話、そういう意味での新しい恋は、寺島だったと思う。
今の恋愛のことではなく、
中学3年の後半1ヶ月ほどだったか、隣のクラスの寺島を好きだったときがあった。
そのときは寺島に好きな人がいて、あたしはそれを知っていたから、諦めた。
(この間の「彼女」ではないです。別の人)
当時小田には、ほとんど何でも話していたと言ってもいいと思うけど、
寺島のことは言わなかった。
状況とか、自分の気持ちとか、何にも。寺島を好きになったことも言わなかった。
かっこいいとか優しいとかいう明確な理由が無くて、
いつ好きになったのかもわからなかったからだと思う。
気づいたら…という感じでしかなく、気づいたときには、結構大きな気持ちだった。
その割には簡単に諦めてしまったように見えるかもしれないけれど、
寺島が、本当にその人のことを好きなんだって伝わってきてたから、あ、こりゃ入れないなと悟ったわけです。


3年間小田一色だったと書いたけれど、一滴だけの違う色。
小田が暖色なら、寺島は寒色。
そうしたら、寺島の方が目立ってしまうね。


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