under one umbrella

2003年06月29日(日) うってつけのシーン



疑念というのは、どうして自然消滅ということがありえないのだろう。
考えれば考えるほど、大きくなって、真実のように思えてくる。


彼氏と上手くいってない彼女が、中学時代からの男友達の寺島に会う。
それは、恋が始まるうってつけのシーンに見えたし、
彼氏と仲良かった頃からあたしの前で寺島の話ばかりしていた彼女と、
中学時代、彼女のことを好きだった寺島なら、何が起こってもおかしくないと思っていた。
寺島が彼女を好きだったことは、彼女も知っていたから、昔話として彼氏にも話しているだろう。
自分が相談役として頼っていた(本当は今でも頼っているけど)ことも。
だから彼氏が、彼女が寺島のほうへいくんじゃないかと思うのは当然のことで。
あたしだって思う。




そんなことを考えながら、あたしはほとほと疲れきっていた。
前付き合っていたときは、疑うことなんて全くなかったから。
元々、人を疑うということはあたしの性に合わない。


前はそんな疑念、一瞬で吹き飛ばしてしまうほど寺島を信じていた。
二股なんかできる器用な人じゃ、ないと。
だから今悩むということは、あたしのなかで、寺島への信頼が減っているということで、
それはとても悲しかった。
自分が、嫌だった。


↑VOTE.



受けとめてくれるかどうかも、わからないのに。



 < 過去  INDEX  未来 >


まりあ [MAIL] [BBS]
thanks for WhiteGarden


My追加