昨日から、札幌は雪まつりだったんである。一応全国ニュースにはなってるんだなと、テレビや新聞見ながら思ったり。大雪像を自衛隊が作ってるって、意外と知られていないのかな。自衛隊も、こういう仕事ばっかりならいいのにね。
というのはともかく。今日のテレビで利雪の話題を見て、少し前に話題になった「雪国はつらつ条例」のことを思い出した。社会科の教科書で、まちがって「雪国はつらいよ条例」と書いたって、あの話。 あのニュースを初めて聞いたときに思ったのは、「東京の人の発想だなあ」ということだった。「東京の人」というのは、今思うと多分に偏見が入っているんだが、要するに、雪の降らない土地の人の感覚ということだ。雪国の住民は、冬の雪はやっかいだとか困るとか面倒だとかは思っているかもしれないけれど、そういうものと半年暮らすことを「つらい」と感じている人は、それほどいないと思う。厄介者であると同時に、愛すべきものなのだ、冬の雪というのは。雪国の人が、雪が降らない土地の人に「雪が多くて大変」とぼやくとき、そこにはほのかな誇らしさも含まれていたりするのだ。 なんてことを、あのニュースを聞いたとき、雪のある冬を愛する北条は考えたりしたのだった。そして、「雪が降るのは辛いことだ」という発想に、失笑してしまったわけなのだった。 雪のある冬は、面倒だけれども、過ごしやすかった。関東の太平洋側に来てみて、しみじみ思う。この前札幌から来た相棒も、あまりの寒さに驚いていたし。寒いっつーか、冷えるんだよねえ。ぶつぶつ。(結局ぼそれが言いたかっただけらしい……)
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