NORI-☆
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相対的黒の濃度は?
髪を切ってから約1ヶ月で、再び美容院に行った。 長いときには半年くらいほったらかしでも平気なのに、 ショートだともう、切った翌週くらいから 「伸びすぎ〜切りた〜い!」と思ってしまうのは毎度のこと。 単に形が整わなくなるというだけではない、 次にはもっと短くしたくなる、というのが ショートの不思議な作用だ。 (だいぶ以前、そうやってどんどん短くして ついには「和田アキコ」と言われるまで切ってしまったこともあった) 久し振りにパーマをかけて、 くしゃくしゃした外ハネ系のスタイルにしてもらう。 一応、かける前にヘアカタログを見て 「こんな感じで」という確認をしているので、 かかり具合も長さもだいたい希望通り。 …しかし、なんかちょっと違う。 もっとふわふわっと軽くなるはずなのに…… 鏡の中の私も美容師氏も「うーん…」と首をひねる。 そこであたりまえのようなことなのだけれど、ハタと気付く。 「そうか、髪の色…!」 きょうび髪の色が地のままの人ってあまりいないのよね(^^;) みんな程度の差はあれ、茶系のカラーリング。 少なくともカタログのモデルには黒い髪の人は一人もいない。 …で、私はというと、今のところまったく色には手をつけていないのだ。 そりゃ写真と印象が違うのは当たり前だね、と ほんとに当たり前なんだけど、二人して笑ってしまった。 子供の頃からどっちかっていうと髪は茶色っぽい方で、 ソバージュかけると「陽に透けて金髪みたい」なんて言われたのに、 今ではまるで烏の濡れ羽色の印象なのである。 髪の色の絶対値は変わらないはずなのに、 まさに相対評価というやつである。 ほんのちょっと前までは、茶髪・金髪は若者のものだったのに、 今では髪の色では年齢は判別できないよね。 (ヘアスタイルでもなかなか判別難しいけど) こうなると地のままの髪でいるのってなんかすごく野暮な感じがするし、 染めてみたらどうかな?とちょっと興味もあるけど、 でも、なかなか踏み切れないでいる。 「今度はぜひカラーに挑戦してみましょう」 と美容師氏は明るく言うけれど…… ここまできたら、黒い髪も個性のうちかも…なんて 屁理屈をつけて、今朝も相対的黒髪を鏡に映す自分がいる。
2001年05月14日(月)
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