2003年12月27日(土) |
天皇杯準決勝 VS鹿島 〜西村魂〜 |
C大阪 2V−1 鹿島
試合後すぐさま決勝チケットを買いに走る為、コートと財布を手元に置いてTV観戦。 今回、試合前に「勝て」とか「勝てる気がする」とか書かない時に勝っている気がしたんで 試合前には書かないように、気を遣っていました。密かな願掛け。験担ぎ。 こういうの関係ないとはわかっていながら、どうしても気になってしまう。 必ず右足からピッチに入るとか、いろいろ気にしてしまう選手がいるの解るなぁ。 ちょっとしたことがマイジンクスに。 今は試合が終わったからやっと書ける。 相手が横浜ではなく鹿島に決まったときにイケルかも…と思った。 第5回戦がFC東京じゃなく神戸になった時も思った。 それで試合が決まるわけじゃないけどやっぱ相性ってのはある。 NHKがハーフタイムに前回も前々回も2年前の天皇杯決勝「C大阪 VS 清水」の映像をやたら流してたから 今回の決勝も同じカードにならないかな…と思ってたんだけど流石にそこまでは無理でした。 今年は清水との相性がやたら良いから一昨年のリベンジも含めて清水とやりたかった気もするが、 元旦に磐田と決勝の舞台でガチンコ勝負出来るのは、これはこれで嬉しい。
さて試合。 前半、立ち上がりにセレッソがいい形で立て続けに攻める。 嘉人のハンドによるイエローは、解説も言ってたがありゃちと可哀想だな…。 ただこれが累積1枚目でよかった。 セレッソが前半からいい形で立ち上がる。 モリシも嘉人もバロンも全員守備に戻るような走りまわるサッカーなので 体力が何時まで持つかと心配されるが、前半は1−0で折り返す。 だが後半、疲れたのに加え当然鹿島も必死に攻めてくるので防戦一方になる。 前半からシュート数は圧倒的に鹿島が上。 ただ後半は前半になかった決定的シーンが増えた。 更に相手のコーナーキックが6,7回くらい続いたりするが、全員で耐える。 2ndの鹿島戦と同じパターン。 1点リードしているものの押し込まれて苦しい時間帯の交代が「酒本→徳重」 私はこの時点で泣いてしまった。 西村前監督が目指した「生きるも死ぬも前のめりサッカー」 その意志を引き継いで昇華させようとしている塚田監督。 周囲から散々呆れられながらこのサッカーを貫いて完成させようと 2年間以上一緒に戦ってきた仲間、今試合に出ているだけでも 悟さん、シモ、喜多、ノブッキ…今年からだったバロンも来期からはもういない。 塚田監督もいなくなるんだから、こんなサッカーはもう見納めなのかもしれない。 そう思ったら、泣けてきて…。最近涙腺緩い。 その後も、いてまえ布陣5TOP体制交代で「原→西澤」 解説の人がバランス悪いと心配してたけど(当然だろう)、西村塚田セレッソはこれでいいんだよ。 これで負けたら悔いはない。 負けても失うもののないトーナメント戦だから躊躇なく出来る。 決して守らないんじゃない、でも、気持ちとして守りには入らない。 後半終盤、同点にされたけど、最後まで守りきれるとは正直思ってなかったので、 これは予想範囲内だった。 多分、塚田さんもそう思ってたからこそ攻撃優先の交代ばかりしてたんではないだろうか。 鹿島を勢いに乗らせて90分で逆転ゴールを決められてしまわなければ、 延長になれば、いてまえ布陣のこちらに分があると思ってた。 Vゴール方式は先に1点入れたほうが勝ち。 両チームの得点数こそ少ないものの、打ち合いに似た雰囲気になるから そうしたらまだイケルと。 嘉人が見事にやってくれたよ…。シモも今日はすごい良かった。 波があって悪い時はどうしようもないけど、波に乗ったら誰にも止められない。 “このチーム”が、本当に大好きだ。 注目されがちな攻撃陣だけじゃなくて、もっと頑張れといい続けてきた守備陣も。 補強しなきゃいけないとかそういうのもわかってる。 でも、好きは変わらないし。 ついにみんなでここまで来たよ。 笑っても泣いてもこのメンバーでやれるのは次で最後。 元旦に国立で好きなチームのサッカーが見れるなんて私は幸せ者だね。
さぁ、最後は磐田戦だ。
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