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2008年12月16日(火) 着付けマダム19回

年末最後のお稽古のテーマは、お正月のお出かけと小物使い。
今年のお正月に母に貰った小紋を少し晴れ着っぽくということで。
義母は私より小柄なので、丈が短めになるところを工夫して着るのが大切。そのまま着るとおはしょりが出なくなってしまうので、腰紐の位置は低めに。また、身頃が小さめな上に生地がつるつるしているので、胸紐の代わりにゴムの両側がクリップになっている着物ベルトを使ってしっかりと留める。着物ベルトを使うのは実に5年ぶりぐらい?すっかり使い方を忘れていてマダムに笑われる。相変わらず背中心の合わせがあまいのを注意される。
着物が短く、いつもの長襦袢の丈が合わないので、袖やまの中央あたりを安全ピンでちょいとつまんで丈を短くする。長襦袢と着物の袖口のあたりを両方掴んで奴さんのようにきゅっきゅっと引っ張ってなじませる。
初めの予定では、作り帯をあわせるつもりだったが、どうもしっくりせずに長○静の教材であった半幅帯に変更。半幅帯にすることで、おはしょりもたっぷりと出せる。半幅帯は都結びにするが、これもすっかり忘れていて四苦八苦。
まず、胴にふた巻きして、左右の垂れと手先が等しく床に着くぐらいにする。
これからは身体の前で結んでいき、出来上がったら背中に回す。


垂れと手先をそれぞれ胴の近くで半分の幅にして、ぎゅうっとひとむすび。
結び目が緩まないように紐でしっかり固定する。
蝶結びをしたら根元をよく広げて輪の部分をきれいに整える。
新しくできた結び目の中に三つ折にした帯揚げを通して、後ろで仮結びしておく。
まず長いほうの垂れを結び目の下側からくぐらせて羽根の上に垂らす。
このとき引き抜いてしまわないようにしてもう一つ羽根を作る。
次に短いほうの垂れを同様に下側からくぐらせて羽根の上に垂らし、引き抜かなかった分で羽根を作る。
画像は羽根が2つさらに追加された状態。

というわけで出来たのがこれ。帯留は母のおさがりの菊の帯留。菊は季節はずれかと思ったがそうでもないらしい。そういえばお正月も菊を飾るし、一年中ある花のひとつなのでOKなのかも。






あとは、手持ちの着物のコーディネートをしていただいて、年内のお稽古は終わり。これは当分買わなくて済みそうなどと言っていた舌の根も乾かぬうちに、黒い半幅帯があればもっとコーディネートの幅が広がりそう…ということで、次回マダムに見繕っていただくことに(てへ)。


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