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銀座に出る用事があったので、某有名和装小物店で帯締めを1本購入。 あまりに有名なので敷居が高いし、そのお店はネットでも定番商品は買えるので、ネットで済ませてしまおうかとも思ったが、やはり実際色を見たいし、値段もわかっているので社会見学のつもりで。 お店の中は着物姿のお客さんでいっぱい。きれいどころのお姐さんも。帯締めはネットショップより数があって、ますます気後れする。洋服姿で所在なげにウロウロしていたら、同年輩の店員さんが声をかけてくれた。帯締めが欲しいといったらショーケースから出して丁寧に説明してくれる。なんとなく、濃い目の青か、この間ようこさんが買ったような薄いピンクが欲しいなぁと思っていたのだが、私の手持ちを聞いてくれて、その辺にある商品と実際あわせてみてくれて、結局当初の予定とは全然違って、山吹色の冠組みを買うことにした。大体帯3本にあわせて使いまわせれば上出来らしい。私の前に帯締めを買ったお姐さんはいきなりレモンイエローを買っていた。なんか慣れてる感じだなぁ。冠組の帯締めは冠と書いて「ゆるぎ」と読むと習ったし、本にもそう書いてあるが、そのお姐さんは「その、イエローのかんむりぐみを見せてちょうだい。」と言っていて、それもなんか通っぽいというか業界用語っぽいというか格好いいのであった。 雑貨コーナーにもいろいろ可愛いものがある。夫が来年年男なので干支にちなんだものを買って店を出た。お店の人たちは感じのいい人ばかりで、さすが銀座の老舗と思う。 その後別のお店で前から欲しいと思っていたジャケットを買うことにして、明日から特典がつくというので取りおきにしてもらっていたら大雨。しばらく勧められるままに雨宿り。 夫がいないので今日は何か食べて帰ろうと思い、一人でも入れるお店を探して新橋の高速道路下のアーケードへ。飲み屋ではなくファストフードではなく、こぎれいな店で定食が食べたいなと思って地下に降りていったら、なんとなくよさそうなカウンターだけの洋食店発見。主婦っぽい二人連れとこれからご出勤の和服女性もいるのでよさそう。中に入ってみると、油を使うのに全然ベタついた感じがしない。調理台も揚げ物のフライパンもぴかぴかに磨いてある。揚げ油もたっぷりと透き通って、カス一つ浮いていない。 注文するとその場で卵を割って溶いて、冷蔵庫に寝かせてあったタネに衣をつけはじめる。次は生パン粉。これは期待できますぞ。常連客との会話を聞いていると、このお店は冷凍ものは一切使わず、全部その日の朝仕込みをするのだという。始発に乗って朝6時にお店に来ないとランチに間に合わないらしい。 本日おススメの定食は、ハンバーグ、クリームコロッケ、エビフライ、ビーフカツ。期待通り、外はさくさく中はジューシーでおいしかった。付け合せにキャベツの千切り。これにご飯と薄いおみおつけとたくあんが数切れつく。 もっとお金を出せばもっと凝っておいしい洋食もあるだろうが、この手間をかけて定食950円とは大変なものだと思う。 また来よう。
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