WELLA DiaryINDEX|past|will
約一週間の出張から戻ってきた夫@捨てられない人。 玄関を開けるなり、「うわー。なにがおきたのー。どうしたのー。」と驚く声が聞こえる。 うちは、総床面積のわりにムダに廊下部分が多く(不動産屋さん曰く「ゆとり」)、彼の留守中に一畳書斎でゆらゆらしていた積本高層タワーを廊下に出して、新たな低層タワーを構築しておいたのだ。人が通れるぐらいの幅を残して壁に沿って本を積んでいって、それでもまだ積み場所がないのが一畳書斎に残っている。 「なんで出ちゃったのー。」と驚き続ける声ににんまりしつつ知らんぷりしていたら、そのうち静かになった。いつまでも廊下にいるので覗いてみたら、旅行かばんを背負ったまま、次々と本を手にとって顔を輝かせて眺めていた。 …。 がらんとした一畳書斎を見て、「あ、ここまで出たら、あとはナントカ…♪」と明るい声を出す夫。 出たんじゃなくて出したんだ。出ちゃったんじゃなくて出したんだ。これだけ出すのに何日かかったと思ってるんだ!「何日かかったの?」「一週間だっ!いっしゅうかん!」「へえー。」 あたり構わず積んだものだから変な風によれてしまった本や、パックされたままの本などを指して「これを死蔵という。」と解説。ずっとほったらかしておいたからユーロ切替で使えなくなった硬貨や期限切れの優待券などを見せて「これは宝の持ち腐れという。」と解説。原稿料の払い込み先をいついつまでに教えてくれと言う手紙も見つかった(締め切りが過ぎていてもらい損ねたらしい。) 地層を掘り進めて行くたびにいまだに出てくる、ウェットティッシュやホテルのアメニティグッズの類、留守中に種別ごとに分類して箱に詰めなおしたのを見せたら、「わぁ☆これだけあれば当分貰わなくていいね♪」といった。 もう金輪際貰うな(-"-)
|