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仕事帰りにとぼとぼ通りを歩いていると、道行く人の雰囲気がなんとなく浮き足立っている。「?」 人々の向ける視線の方向にを見ると東京タワー…がピンク!というよりなんとなく紫っぽい?光に照らされたあたりもなんとなく幻想的な雰囲気。 えーっと…と考えて納得。これは、毎年恒例の乳ガン早期発見啓発キャンペーンの一環で、ピンクリボンに見立てたタワーなのだ。 皆、なんだなんだといいながら、道で立ち止まって携帯で写真を撮る人もいれば、本格的にズームのついたカメラを構える人もいる。三脚を担いできて中央分離帯に陣取ったり、いきなり路上駐車して車道でカメラを向けるつわものも。写真が撮れた人たちはみんな一様に嬉しそう。画像を確認して、足早にそこを去っていく。ブログやmixiに載せるのか、家族や友達にメールするのか、はたまたコンテストに応募するのか。 普段と違うタワーの色に盛り上がってるけど、みんな乳がん撲滅キャンペーンだって知らないで浮かれてるんじゃない?と一瞬思いかけて、考えるのをやめる。なんとなくウキウキしている街路の雰囲気に、やっぱり人生には「?」と「!」が必要だ、と思った。 タワーがピンクであるその理由なんて、後からでも知ればいい。楽しい思い出と結びついたほうが、よほど強烈なインパクトがある。 参考サイト: 「年に一度のピンクタワー!10月1日(水) 東京タワーがピンク色にライトアップされます。フォトコンテストも開催! 」 http://www.tokyotower.co.jp/cgi-bin/reg/01_new/reg.cgi?mode=1&no=1212
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