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両親のパスポートを代理申請した。 10年前に取ったパスポートが今年の3月で切れていたのである。今回パスポートが必要なのは母だけなのだが、父の分もまとめて取ってしまったほうが1.5人分の手間で済む。 パスポートは申請するたびにやり方がちょっとずつ違う。 今回新たに知ったことは、戸籍謄本と戸籍抄本の呼び方が変わっていたこと。 戸籍事項のすべてを証明する戸籍の「謄本」は「全部事項証明書」戸籍事項の各個人を証明する戸籍の「抄本」は「個人事項証明書」になっていた。それから地元の役所で申請書類がもらえること。今まで律儀に都庁まで取りに行っていたよ。 それにしても時代は変わったね、と思う。 初めてパスポートを取ったの80年代半ば、当時の都庁があった有楽町の交通会館に行った。当時のパスポートは1回旅券と数次旅券があって、数次が5年だったかな?10年のはなかった。赤くて今より大きくて長く、日本人のパスポートが盗難被害にあいやすい一因とも言われていた。「日本国民である本旅券の云々」と書いてある外務大臣の要請文には、渡航先として北朝鮮が除外されていた。申請書には旅行先や日数を具体的に書く欄があったし、印鑑が必要だったし、充分な残高がある預金通帳も見せる必要があった。写真はモノクロだったな。 次に申請した時は、池袋のサンシャイン60の隣のビルの中の窓口でとった。このときは同じビルの別フロアに勤めていたのでとても便利だった。このときも5年間有効パスポートを取って、その次に取った時は結婚して石川に住み始めた頃で、夫と二人で申請しに行った。そういえば写真館に証明写真取りにいったなぁ。 その前に結婚とパスポート切替のタイミングはどうするんだろうと思って、何かのついでに都庁前の窓口に寄って、警備に人にちょっと聞こうとしたら、けんもほろろにまったくバカのように扱われて憤慨していたのだったが、石川県庁では、窓口カウンターの前の椅子にゆっくり腰掛けて、二人一度に手続きしてもらった。戸籍謄本・住民票、印鑑を二人で共有しているのが不思議だったし、丁寧で親切な応対にも驚いた。 で、今持っている2005年発給のパスポートは今の都庁で取ったもの。2005年だからICパスポートではない。この頃はもう印鑑は要らなくなっていた。一部の自治体を除いて住民票もいらない。有効期間内の切替だったので、いきなり都庁の旅券課に出向いて書類を書いた覚えがある。写真も、行く途中でインスタント写真の4枚綴りのまま持っていったのを、係の人が適正サイズに切ってくれたりして、あの時も以前に比べてずいぶん親切だなと思ったが、今回は窓口の人がますます親切で驚く。説明はわかりやすいし、夜間延長してるし、整理券くれて座って待っていればいいし、処理もスピーディ。 今回、一番時間がかかったのは、デジカメで自前で撮った写真を適正なサイズに収めてプリントすることだった。びっくりするほど時間がかかりましたよ。餅は餅屋、証明写真は専門業者に限る。
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