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#一応、このタイトル、ヨセミテ公園とかけてるわけですが…。 つねづね、寄席というのに一度行って見たいものだと思っていたが、どうやって足を踏み入ればいいのかなんとなくきっかけがつかめないでいた。先日の着付けのお稽古のとき、マダムが寄席の番組表を置いていってくださった。懇意にしている女流講談師のしるしを書き込んであって、これを見せると木戸銭が2500円のところ500円割引になるのだという。他にも着物でいくと割引とか、いろいろ割引制度はあるらしい。2枚頂いたので夫と行くことにした。 寄席というのは、夜の部、昼の部とそれぞれ4-5時間やっていて、夜の部は4時過ぎから始まる。最初から最後まで聞くもよし、お目当ての出番を狙ってふらりといくもよし、らしい。番組表には漫才あり、マジックあり、落語あり、都都逸ありなのだが、いろいろ用事を済ませていくので、結局6時ぐらいに入ることになった。マダムもいらしていた。 席はほぼ満席で、着物や浴衣姿の人がけっこういる。入ったときは落語をやっていた。枕がちょうど終わったぐらい。その道では有名な落語家かもしれないが、テレビに出るような人でもないらしい。客席の様子をみながら、適当にまぜっかえしてたりしつつ進んでいく。客席も名人芸を固唾を呑んで見守るというのではなく、肩の力を抜いてリラックスして聞いている。ホールには補助席もでていたが、定員は200名ぐらいだろうか。ふーん、こういう時間の過ごし方もあるのかと新鮮な思いだった。 いつもよりずっと込んでいたらしい。場内整理や女性のトイレ待ちの解消を待って開演が遅れて、自分の持ち時間が減ったとぼやいていた。マダムの集客力はたいしたものらしく、中入りという休憩時間に入ってみたら、着物姿の人たちはほとんどマダムの息のかかったひとだった。終演後に打ち上げに誘っていただいてのこのことついていった。それぞれ板についた着物の着こなしをした麗人ぞろいで楽しかった。 ふーん、新しい世界だ。
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