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最近この日記の検索ワードに「半幅帯」「都結び」などが増えてきた。浴衣を着るお嬢さんたちが結びかたを探してらっしゃるんでしょうなぁ。「きれいな帯結び」というのもある。残念ながらご期待に添えそうにない。先に謝っておきます。ごめんなさい。 ××× マダム経由で帯屋さんに作りかえをお願いしてた付け帯が、マダム経由で宅配便で届く。送料は千円ちょっと(マダムにお払いしている1回のお足代より安い…。) 付け帯とか作り帯というのは、お太鼓の部分と胴の部分が分かれているもの。お太鼓がかっちりと型崩れしないのが不自然だからと嫌う人もいるが、マダム上等な帯ほどしまいこまないで付け帯に仕立てて、じゃんじゃん締めたほうがいいというのが持論で、「着物を着慣れている人ほど付け帯にする。下手な人ほど自分で結びたがる。」とおっしゃる。 母から受け継いだような帯は昔の人用(といっても昭和20年代ぐらい?)なので、丈が短く、芯が分厚くはいっているので硬く重い。こういうものこそ付け帯の効果絶大というので、きんきらきんの帯3本と、しつけがかかったままだった絽の帯の計4本をを付け帯にしていただいたのだった。夏帯は一足先にマダムが先月のお稽古のときに担いできてくださったので、すでに大活躍。 大活躍していたものの、後ろに載せたお太鼓が滑ってうまく形にならないと悩んでいたのだが、先日のお稽古で、帯の中に枕代わりにタオルを入れればいいと習ったので解決。あまりに鮮やかに解決したものの、初回に教えて頂かなかったので(このあたり、非常勤先の学生さんだと「初めに教えて欲しかった。」と必ず言うだろうな)、これは最近が編み出された技ですか?と伺うと、話には聞いていたのだが実際試したことがなかったのだという。「なにしろ私、付け帯は何しろ2本しか持ってないのよ。だから判らなくて。ほほほ。」 あらびっくり。 付け帯推進派でてっきりご本人も付け帯ご愛用だと思っていたわ。 付け帯と同梱されていたのが、雨草履。こちらはつま先にフードがかかっている。メタルっぽい青地の浪紋様に小豆色の鼻緒。ちょっとオトナっぽい。マダム曰く、先日買った雨コートがベージュなので、全体が地味になり過ぎないように選んだとのこと。なるほど。こちらは4500円(普通の草履は3800円。) 付け帯の仕立て料は各6000円。付け帯には帯を結ぶ紐がつくのだが、この帯やさんは、必ず帯の色に似せた紐をつけてくれる。自分のところで染めているのだろうか。万一白い紐が見えてしまうと興ざめなので、こういう小さな心配りがありがたいと思う。
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