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夕立かと思うほどの豪雨の中マダム登場。 今日は夏着物の2回目。夜出かける用があるというと、マダムがきれいに手直ししてくださった。というわけで今回は、帯周りだけでなく肩から膝までの姿。やっぱりマダムの手直しが入ると、襟元もお太鼓の形もぐっときれい。 夏なので実用的に扇子を差す。 1人で着られるといってもやはり足りないところが多く、マダムにこまめに直していただいた、チェックポイントをいくつか思いつくままに備忘録的に。 ■下着〜長襦袢 以前マダムに問屋さんに連れて行っていただいた時に買った浴衣用の下着を肌襦袢代わりに。ワンピース型でとても涼しい。その上に夏用の長襦袢。 夏襦袢には背中に衣紋抜きがついていて、さらに胸紐が縫い付けられているので、紐を衣紋抜きに通して前で結ぶ。衣紋抜きを下に引いて衣紋を抜くが、同時に下前の衿先を下に引く。衣紋抜きから手を離さず、続いて上前の衿先も下に引く。前紐をぐっと下に下げると前姿がすっきりする。 下げた前紐に伊達締めをかぶせ、紐は衣紋抜きを通してから前で結ぶ。衣紋は着付けているうちに前にかぶさってくるので、初めは抜き気味にする。 ■着物〜伊達締め 裾は床ぎりぎりで合わせる(帯や紐などを結ぶとその分長さがとられるので。)背骨と縫い目をなぞりながら背中心を合わせる。背中心は右に寄りがちなので、左右の衿元をそれぞれ手で掴んで、衿をゆったりまわすようにしてやさしく直す。衿を合わせたら、右手を中に入れて下前の衿先を引く。同様に上前の衿先をひく。 衿は下の半襟部分がより覗いているほうが改まっている。衿あわせが詰まり過ぎると浴衣のようになってしまうので気をつける。 胸紐はアンダーバストあたり。衿の折り返しが胸紐あたりで2センチぐらいになるように。下前のおはしょりを三角に折りあげて、整えた衿あわせを崩さないように胸紐をあてて結ぶ。背中に寄ったシワを上下、左右と両手で延ばしながらくりかえし念入りにとる。 忘れがちな一連の動作は以下の順で3つ。 1.背中心を直す 2.ダーツをとる (ダーツは脇のアンダーバストあたり⇒ふくらみを助ける) 3.下前の脇のおはしょりのしまつ。縫い目の下にもたつきを押し込んで上から上前の衿先をかぶせる。後ろのおはしょりと前のおはしょりが(何事もなかったかのように)一直線になるように。 伊達締めは、脇のおはしょりがきれいなうちにおはしょりの下側からシワをとるようにあてて締める。胸紐まで上げるのではなく、伊達締めに上から胸紐を入れ込むように。 ■帯 ◇付け帯の場合 通常は帯の結びを台にお太鼓を載せるが付け帯は結び目がないので、帯の結び目の代わりに、帯の内側に背中に厚手のハンドタオルをたたんだものを差し入れて台にする。お太鼓がふっくら安定する。 ◇夏帯の場合 この帯は長いので、二重太鼓にする。(帯自体が軽くて)二重にして織り上げる部分がきれいに重なりにくいので、両端をそろえたら両側クリップでとめるとよい。たれはやや長めに。 帯枕はあまり上に載せなくもいい。通常は、お太鼓を折りあげてから手先を差し入れるが、手先をお太鼓で包むようにしてから腰に当ててもよい。 帯締めを通したら、両手で帯締めと帯全体を掴むようにして、ウエストに下から押し上げるようにお太鼓を身体に密着させる。帯締めを結んだら、クリップを外す。帯のバランスを見る。 ■仕上げ 歩きやすくするために、又割りをする。片足を交互に前に出して屈伸の要領で。 自分の着姿に自信を持って歩く(^^*
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