WELLA
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2008年04月03日(木) お着物ランチ

フランス語教室で仲良くなったマダム達とランチ。
丸ビル最上階のレストランで一日限定のお得なプランがあるのだという。うち一人が「私このためにお洋服買ったのよ♪」と言っていたので、じゃあ私もちょっと張り切って、お天気だったらお着物で行く、と前日に彼女にメールしておいた。
前日までに着物はこれにして、帯はこれをあわせて…と心積もりしていたのだが、いざ箪笥を開けてみると気が変わって、全然別のコーディネートになった。なんだか贅沢な話だ。義母から譲られた青地にいろいろな色が散っている絞りに、昼間から金きらの帯もどうかと普段練習で使っている小豆色の名古屋帯を合わせる。少々コーディネートが変でも上にコートを着るし、お食事中は上半身しか見えないので、胸元だけ気をつけて気をつけて着付け、帯揚げ帯締めも無難に練習に使っている無難な色合いのものにする。
髪は適当にあげていくつもりだったのだが、この間美容院で盗み見たテクを試してみたくて、カーラーで巻いてトップの高くなったなんちゃって夜会巻きにする。それでお化粧して、それから着付けて、なんてやってると時間は刻々と過ぎ、現地到着時刻の見積もり時間が甘かったので、あああああぁ〜遅刻。大体平日のお昼なんだから電車のダイヤも間遠になっているのをなぜいつまでも学習しないのか。
それにしても、最近ずっと二重太鼓の練習をしていたので、名古屋帯の軽く感じられること。いつぞやマダムからはそう言われていたのだが、まさかそれを実感できるときがくるだなんて…。半幅帯で四苦八苦していたのがウソのようだ。
レストランにやっと到着。さすがにいいレストランだけあってちゃんとウェイティングバーがあって、みなさん優雅にお水をお飲みだった。遅れた非礼をわびつつ、お友達の大絶賛を浴びる。あーよかった。
とりとめもなくおしゃべりしながら、食事を楽しむ。あー、いろいろ出てきて楽しい。しばらくすると向かいの席に入学式の帰りらしい母娘三代の姿が…。祖母らしき人は、黒っぽい訪問着に錦糸の入った帯。髪はきれいにセットし、ぐっと衣紋を抜いて緩やかな胸元あわせ。年代にあった着こなしをしていた。母・娘はスーツ姿。なんかお金持ちそうだなぁ。
食事はきっちり平らげて、カクテルを1杯飲んで、家を出てから帰るまでおよそ5時間だったが、全然苦しくならなかったのでよかった。気候がよくなってきたので、補正のタオルだの帯だの巻きついているお腹周りはさすがに蒸れた感じ。暖かくなってきたのでコートや羽織でごまかすこともできないぞ。


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