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夫の関係の結婚披露宴に呼ばれた。一応主賓席なので、ここは一つ日ごろの成果を試すために訪問着。 披露宴に着物で行くのは2回目。1回目は従兄が結婚した頃で初々しい振袖姿。家に近所の人に着付けてもらって、車で行ったので移動の苦労はなかったが、バクバク食べていたら具合が悪くなった苦い思い出がある。 今回は自分で着るので、苦しくなったらどこを緩めればいいのかもわかってその辺はラクだが、移動が大変そう。 (2008.3.24追記:披露宴で着物は3回目でした。2回目は遠方からの列席者がほとんど泊まるホテルの一室で着付けてもらってそこから会場まではタクシーで往復。このときもほとんど地面を歩かなかったのですわ。) 2週間前にマダムのお稽古があって、コーディネートと練習。マダムがいうには、これは訪問着というよりおしゃれ着なので正式ではないというのだが、それほど厳密な披露宴ではなさそうなのでよいことにする。刺繍の入った薄いグレーの絞りに、留袖用の錦糸の帯、帯揚げ帯締め、胸元には末広(扇子)を差す。 髪は近所の美容院でセットしてもらうことにして、2週間の間に何回か練習して、当日の格好をして美容院に打ち合わせに行く。自分で着られるとこういうとき便利なのだなぁ。華やかにするために、かんざしを買ったほうがいいといわれて、デパートに下見に行くが、どれもいまひとつ。美容師さんにはブローチでもいいと聞いていたので、若いころに買ったパールのブローチと去年買ったキラキラしたヘアクリップをいくつか見せて、これを使うことに。 披露宴は13時前に開始、美容院は10時開店。前の晩練習したまま道具類は全部出しておいて朝は普通に起きて1時間ぐらいで支度ができて美容院へ。ここでも45分ぐらいでセットしてもらう。髪全体をホットカーラーで巻いて、まずサイドをまとめ、後ろの髪は下半分を両耳を結んだ線あたりでお団子にして、その上にすき毛を乗せ、上からトップの髪をかぶせる感じ。前髪は2:8ぐらいの横わけ。ホットカーラーをはずした時点ではサリーちゃんのパパだったヘアスタイルが、できあがりはサリーちゃんのママ。後頭部が福禄寿のように長いぞ。しかしやはりプロの人の仕事は違うなぁと、ご機嫌になる。 電車とタクシーを乗り継いで式場へ。 披露宴の前に写真をバチバチ取りまくるが、いまひとつな予感。披露宴では具合も悪くならずお料理はすべて平らげ、歩きにくくもなく、同じテーブルの人に着物姿を褒めてもらって楽しかった。せっかく髪をきれいにしたので調子に乗って、実家にも寄って両親にも見せてから帰ってきた。 しかし、今朝になって写真を見たら、どれもいまいちでがっかり。顔は予想以上に経年劣化しているし、着付けも冷静になってみると襟元もくずれてるし、背中線も微妙にずれている。襟元の崩れは背中線の崩れとリンクしているのだなぁ。マダムにいろいろと注意点を聞いていたのに、守れたのはその半分ぐらいだった。立体は裏も表も上も下も注意点が多すぎるなりよ。 でも、自分で着つけた着物で一日で歩いたのはよい経験になったので教訓は次に生かす。 全体の雰囲気は大変よかったので、きれいにした頭と遠景のみアップ(クリックしても大きくなりません)。
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