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自治体のお知らせに、東京都下水道局の施設の見学会の記事が載っていたので、のこのこと出かけていった。 下水道局といっても、水をきれいにするほうではなく浸水を抑えるほうの機能である。過去にも何回か同様の催しがあったらしく、以前の参加者のブログを事前に読んでみると、階段で地下何十メートルの奥底まで降りていったり、大雨の際に稼動する貯水槽の中を歩いたりできるらしい。 会場には催しもの用のテントが出ていて、風船が飾り付けられたりしているが、全体に質素な雰囲気。職員の人にニコニコと迎えられて、まずは敷地外にあるマンホールの中をスコープで覗いている様子を見せてもらう。直径20-25cm程度の管に破損がないか定期的に調べているという。もし修理が必要な場合は、道路を掘り起こして工事せざるを得ない。その後は、水圧体験。大雨で道路が冠水した場合に、水圧でドアが開かなくなる体験を長靴に履きかえて行う。もし自分の家のドアがこんなことになったらパニックだなぁ。 その後はいよいよ地下数十メートルだっ!と思っていたが、先日の雨の影響で底が汚れているというので、地下5階の途中まで。ここはいわば巨大なシンクで、底に排水ドレイン部分がある。あちこちで集められた雨水がシンクの横穴から流れ込み、ここでぐるぐると回りながらその下の貯水槽に流れ落ちる仕組み。貯水槽の水は2機のポンプでころあいを見ながらくみ上げられ、川に放出される。 あちこちに下水道局の職員さん達がいて、笑顔で親切に教えてくれる。地上に戻って、ロビー部分で模型を使った雨水処理のしくみや、落ち葉やゴミが側溝の排水口(雨マス)をふさぐことによる浸水・冠水の発生の様子の説明を受ける。その後、今日は入れなかった部分を含めた施設全体の紹介ビデオを見て終わり。 あー面白かった。自分たちが普段何気なく通行していている幹線道路のはるか下方にこんな巨大なものをが埋まっていたとは、オドロキ。難をいえば、丁寧に説明してくれる言葉の端々に専門用語や業界用語が含まれていたこと。塩ビ管(えんびかん:燕尾管??)、管渠(かんきょ:閑居??)とか時々「それはどういう字を書くのですか」と聞くことあり。 ビデオで出できた「水の容積は○○立米(りゅうべい:立方メートル)です。」というのもにわかには理解しがたかった。 全部終わって外に出ると、休憩所でペットボトル(小)の飲み物サービス。お子ちゃまには風船を職員の人が膨らませてくれる。アンケートに答えて、感謝の言葉と上に書いたような苦言を書いて、提出すると袋に入ったお土産まで貰った。お土産の中身はパンフレットの他、折りたたみエコバッグ、油を使わないダイエットレシピ集、お皿洗いの前に使う油ふき取り紙、メラミンフォームスポンジなど、環境、特に下水道にやさしいものばかり。なぜかダイソーの12色セットのペンも入っていた。楽しくて勉強になって、その上こんなにしてもらっていいのだろうか、これからはきっと下水を汚さないように努力するよと、感激しながら施設を後にする。 きっとこうやって私が日記で宣伝することも視野に入れての厚いもてなしなのだろう、ということで、ここで宣伝。 ビバ!下水管!汚すな下水管!オイルボールをなくせ!。 見学のあとは焼肉屋でランチおよびビール。ぷはーオ・ト・ナ。 参考サイト:ダイエットレシピ http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn0284_5a3.htm
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