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2007年06月16日(土) はしかその後

うわさによると関西から百日咳の波が押し寄せているとかいないとかだが、はしかによる臨時休講も一段落。基本的に前代未聞の出来事なので、非常勤先によって対応はさまざま。スマートなやり方は、休講期間1週間で授業期間延長なし補講は任意というパターン、どんくさいのは、はしかの症状を真に受けて休講期間10日間で曜日による休講回数に差が出て、対応にバリエーションが生まれてしまい、決定が遅れるパターン。休講するなら1週間単位で回数を合わせないとねぇ。
1週間単位で休みになったところは、1箇所は事務から自宅に電話、1箇所は専任教員と事務からメール、もう1箇所は専任教員からメーリングリストで事務からの文書を添付というパターンだった。だいたい非常勤講師が自宅にいることは稀なので、メールは希望者のみ登録しているのだが、一番確実。これらはどこも基本的に「補講不要だが、必要なら最大限協力」というパターン。
今回、10日間休みになった2箇所とも2回休講になったのだが、1箇所(以下甲)は休講発令と同時に、請われて教えてあった携帯電話に連絡があり、補講については追って沙汰するとのこと。休講あけて初出講のときは、教員室の目立つところに、補講に関して協議中である旨の張り紙がべたべたとあり、決定後は、事務の人が教員一人ひとりに学事日程説明と教員側の対応の聞き取り調査をしていた。しかしもう一方(以下乙)は、自宅に要領を得ない留守電が残り、詳しいご連絡はまた、と言ったきり何も連絡なし。他大学より遅れて休講期間に入ったのだが(その時点ですでに対応が遅い)、休講が明けても何の連絡もなし。出勤しても何も書いていないので、学生にもカリキュラムを短縮する旨を告げて授業をし、帰り際に控え室をのぞいたら、教員用のレターケースに「授業期間延長するからよろしくね。できないなら、夜でもやって(はぁと)」という通告がペラ一枚。しかも1週間以上前に会議で決まってるんですってよ。なんてアナログ。
授業期間1週間延長の後は、定期試験期間にはいってしまうので、収まりきらない場合は、甲も乙も8月に補講期間があるという。冗談じゃないっす(-"-)。非常勤先甲はその1回分は特別課題を出すとか代替手段があるというのだが、乙の場合は、事務のおにいちゃんに聞いても「さぁ、一応回数分やっていただくことになっているので…」などと要領を得ない答え。そんなことは百も承知。思わず「でも私の都合で休んだわけじゃありませんから。」などと語気を荒げる(←愚か者)。1回少なくてもカリキュラムが終わればいいんですよね、と言って終わる。この大学は、お給料は安いがおおらかで事務の人も手厚かったのでよかったのだが、今は昔の話ですな(しみじみ)
最近は、文部科学省や保護者への説明責任などがあるので、休講はほんとシビアなんですわ。でも不肖れいこな、今まで自己都合で休講したことはございませんのよ。
ちなみに、某大学は、休講発令と同時に授業期間の延長なし補講なしを宣言し、あわせて休講期間中の宿題を推奨していた。ところが当然その期間は構内立ち入り禁止で、図書館も閉鎖。やむなく他大学の図書館に大挙して押しかけたりして顰蹙を買っていた模様。当然休講明け初日は自分の図書館も大混雑だったんですって。ほっほ。


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