WELLA
DiaryINDEXpastwill


2006年06月03日(土) 怒ったじょ。

今年度に入ってから、怒りの虫がどこかに行ってしまったれいこな先生であるが、最近疲れがたまっているのとグダグダな学生さんのあまりのグダグダぶりに怒り心頭。私は偏差値で言うと60後半から50までの間でくっきりと輪切りされたいくつかの層の大学に行っているのだが、当然、偏差値が低いところに行けばグダグダな学生の比率は高まるものの、上位大学にもグダグダな学生はいるし、下位大学にもまじめでよくできる学生はいる。この子ならもっと上の大学にいけただろうにと思うケースもあり、なんでこいつがこの(上位)大学にもぐりこめたんだ??と思うような奴もいる。結論としては、どこの大学でも筋金いりにグダグダな子はどこまでいってもグダグダだ、ということを思い知っただけなんだけど、それを4月の頃は期待しないでいたのが、最近欲をかいて期待して、それが怒りにつながってしまったらしい。というわけで各層の大学で怒りを見せるれいこな。

昨日は下位大学1年生を相手に演習3コマ連続。各クラスに補助学生として上級生が1名付くのがだが、作業中はべったり教えてもらっているくせに、説明部分に入るとおしゃべりに興じたり、ネットで遊んでいたりする学生がいる。授業を気軽に休んでおいて休み中のキャッチアップもせずに、補助学生に頼りっぱなしの学生も多い(補助学生が親切すぎるのも問題ありだと思うのだが、これは彼らの大学のカルチャーなのかもしれないのであえて口出ししない。)さすがに腹に据えかねて各クラスごとに一回ずつ、「補助学生は真面目にやっても出来ない学生のためにいるので、遊んでいる学生にはサポートしない」と叱る場面あり。
3コマめは比較的まじめな学生が多くあまり問題ないのだが、一人いつも補助学生に教えてもらっている男子学生がいる。あまりにも教えてもらう頻度が高すぎるので学生の画面を見てみたら、ちょろちょろとネットで遊んでいる。これじゃできないのも当たり前である。そのうち画面がモニターされていることに気づいたらしくネットで遊ぶのをやめた。次に、5分間あるサイトで自由に調べ物をするように指示したのだが、各自がそれぞれ画面をスクロールしたりしている中、彼だけ不自然に画面に動きがない、本人を見たら下を向いているので、近づいていってみたら頬の両脇に白いコードがたれていた。iPodですな。しばらく黙って脇に立っていたら、ふと顔を上げてびびりながら小声で「申し訳ないです」を繰り返す。「ね、わかってる?」と何回か静かに低い声で(きゃー)問うてその場はおしまい。
その後も様子を見ていたら、やはりイヤホンは耳から外れていないし、授業後は配られたプリントをおいたまま真っ先に部屋を出て行った。これはふて腐れてもう次回から出てこないだろうと補助学生と話し合っていたのだが、毎回提出させている授業後の感想メールは届いていて、中を読んだら「今度から真面目になります」と書いてあった。理解不能。彼の動きが止まったのは、怒られてしゅんとなったせいなのか?姪が2歳ぐらいの頃を思い出す行動だ。


れいこな |MAILBBS