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淡々と日は過ぎて、正月二日目。 今日は私の実家に行く。「お正月は伝統的にせねばならぬ」という強迫観念に取り付かれた母と、それほど日本的なものに興味がない兄夫婦。二世帯住宅である実家でお正月といっても、結局準備にかり出されるのは私なので、ここ数年は私の家でお正月をしていたのだが、持ち寄りは思惑通りのものが集まらないのでまためんどくさいし、父は自分のペースで過ごせないので、いまひとつ乗り気ではないし、なんだかんだで近所の和風ファミレスで外食することに。気楽だし、安いし、その割りに見た目も美しくおいしいし、お子様ランチもあるし、なんだ気楽でいいじゃないか。にこにこと皆で生ビールを飲み、そろって実家に戻り、兄のところで姪のお遊戯会のビデオを見たり、ゲームをしたりして過ごす。両親はお茶だけ飲んでころあいを見計らって自分たちのスペースに戻り適当にくつろいでいた。兄と夫は同年代で二人きりで弾む話もあったようで、なんとなく楽しそう。私のリカちゃん人形の家具などを姪に譲る。埃だらけ。よく洗ってね。義姉から母と私は今流行の(?)タオルマフラーをお年賀にもらう。うちからはお米(笑)。 そういえば母が「ねえ、あのカビの生えたひびの入ったお餅は、あれ、石川から送ったものなの?」とあきれたように半分笑いながらいう。は?この人絶対プレゼンテーションがおかしい。なじかしらねどむっとする。母の言いたかったことは、つまり、もってきたばかりのお餅がかびているのはおかしいが、あれは本当につきたてのお餅だったのか?という疑念らしいのだが、どうもそうは感じられない。実は、お餅は31日に切ってポリ袋に入れておいたのが昨夜見たらもう表面にぽつぽつとカビが生えていたのだ。それでカビを包丁でこそげ落として、乾燥気味のほうがいいのかと思って紙袋に移しておいて朝それをもってきたのだが、カビ菌はとどまるところを知らずに成長を続け、乾燥させようと思ったばかりにひびがいってしまったらしい。搗き立てをラップに包んで大事に持って帰るのと、のし餅にしたものをポリ袋に密封せずに入れて宅配便で送るのでは菌のつき方が大違いということだ。ああ、痛恨のきわみ。 平和に両家への年始が済んで、今日もお酒を飲んで早寝。
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