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近くの駅に行く途中に、数ヶ月前から野菜の無人スタンドがある。農家の軒先でやっている野菜スタンドはあるが、ここのは都心部の酒屋の店先である。同じく近所にある養護学校の畑で取れたばかりのたまねぎとじゃがいもを、4〜5個袋詰めで置いてある。一袋税込み100円である。たまねぎもじゃがいもも、常温で日持ちがするし、使い道も広くて重宝なので気がついたときにそこで買うようにしている。この二つの作物に絞ったのは目の付け所がいいと思う。もちろん養護学校の生徒たちにも扱いやすいというのも大きな理由なのだろう。 この酒屋はしょぼい商店街にある間口の狭い店なのだが、わりに品揃えがよくて、そこそこいいワインを買いたいと思うときはそこまで足を伸ばすことがある。酒屋と養護学校の関係は知らない。しかし、商店にとって少しでもあけておきたい入り口付近に、じぶんのところのもうけにならないよその商品を並べて何かと面倒を見るなんてことは、できるようで案外できないことだろうと思う。
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