WELLA
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2004年08月04日(水) 同病あいアツアツ

仕事場から昼食に出ようとして、横断歩道で信号待ちをしていたら、前方から違和感のある風体の若い男女がやってきた。男性はTシャツ短パン姿なのだが、半そでから覗く両腕は、手首からサポーターで覆われている。そして短パンから覗く両足もびったりと包帯でぐるぐる巻きになっているのである。ふと見ると仲むつまじく隣を歩く女性も、同じように包帯やサポーターで手足を覆っている。あらら二人揃って怪我をしたのか。バイクで二人乗りしてこけたのだろうかと思ったが、別に歩行に支障をきたすほどでもないらしく、二人ともニコニコと幸福そうに横断歩道をすたすた渡って、反対車線のタクシーを止めて去っていった。振り返ってまで二人の姿を見送るれいこな。
今日はランチ仲間のタミちゃんと待ち合わせである。双方の職場の中間地点であるホテルのレストランでちょっと豪華に食べる。とりとめもなく話をしながら、タミちゃんに先ほど見たミイラカップルの話をする。するとタミちゃんは即座に「あ、それは日焼けによるやけどですよ」といった。タミちゃんは、都内の地理はいつまでたっても覚えないが、休みごとに北海道とかハワイとか沖縄とかシンガポールとか香港とかに何度も行っていてとてもその手の事情に詳しい。そのタミちゃんがいうには、沖縄に旅行すると帰りの飛行機に必ずサポーターや包帯で手足をぐるぐる巻きにした人が乗り合わせているというのだ。なるほど。どうりで幸せそうだったわけだ。つまりつい先日二人で南の島にバカンスに行って、心身ともにアツアツになってしまってついでに同じやけどの症状を示して、辛いながらも同じ痛みを分け合う二人なわけですよ。はい。


れいこな |MAILBBS