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採点表を昨日一つ仕上げて、今日は別件を採点。フランス語の宿題もなぜか大きなものが二つ出ていて、それもやる。教員になったり学生になったり忙しい。ヘルハウス化した家の中を少し片付けたり、途中でメールをやりとりしたり、先週見損ねた大河ドラマの再放送を見たりしながらだらだらと作業を進めて、なんとか今日のノルマは終わらせる。 夜は神楽坂のダンススタジオへ。親戚の娘がコンテンポラリーダンスの公演に出るので、案内をもらっていたのだ。コンテンポラリーダンスを「現代舞踊」と漢字で書くと、どうも全身白づくめの人々がくねくね踊っているイメージが涌いてくるが、さて、どんなものか、と思いながら路地裏にある会場に着いた。 受付でチケットを買おうとすると、係りの女性が怪訝そうに「おきけんじゃないですか?」という。「おきけん」?「お危険」?「お棄権」?皆目見当がつかないが、そんなにチケットを買うのは難しいことなのか?秘密結社? 仕方がないので「オキケンとはどういう意味ですか?」と聞くと、「当日預かりではなく?」といわれた。ははー「置き券」ですか。わからねーよ(-"-) ダンスは、いくつかのアマチュア(セミプロ?)グループ(あるいはソロ)が順番に出てきて持ち時間内で、自由な振り付けと音楽と衣装とで踊る。それぞれに創意工夫がされていてなかなか面白かった。しかし現代舞踊というと、とかく内面ドロドロを表現するものが多く、やたらと床に崩れおちたり頭をかきむしったりするのだな。日本人のトップダンサーならいざ知らず、体型が今ひとつ西洋舞踊に合っていないせいもあり、見ていてただ美しいというものはなかった。ひいき目ではなく親戚の娘が一番良かった。 終わってから、彼女の家族と近くの今風の和風ダイニングへ。期待していたよりずっと質のいい食事とお酒で満足。久しぶりに会ってもやはり身内なので、気楽に話をして楽しかった。会計を済ませて領収書を頼むと「お名前様は?」と聞かれ、本当に「お名前様」って言うんだよな…としばし愕然とする身内の人々。日本語って難しい。
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