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朝、横断歩道で信号待ちしていたら、傍らのくたびれたステンカラーコートを着込んだ男性が、派手な音を立てて缶コーヒーを取り落とした。ほとんど中身は入っていなかったらしく、男性はそれを拾い上げ、信号が青に変わると、躊躇なくそれを傍らの植え込みに投げ入れてすたすたと横断歩道を渡り始めた。びっくりした。私は高木美保ではないので(女優:高木美保がポイ捨てする通りすがりの人々を容赦なく注意しまくっているのは有名な話ですよね?)びっくりしつつその人の背中を見ながら横断歩道を渡る。私は近くのコンビニエンスストアに向かっていたのだが、男性もそっち方面に歩いていく。そっちに行くならコンビニのゴミ箱に捨てればいいのにと思っていると、あれよあれよという間にそいつもコンビニに入っていった。なんだそりゃ。 日中、植え込みの清掃を見かけるが、それはこういう輩がいるせいなのだな。こいつらににとっては植え込みに投げ入れるというのはゴミ箱に捨てるのと同じ行為なのだろう。そういえば昔実家の前に車が止まっていて、中で男女が語らっていたのだが、やおら男性が二人分の缶飲料をの空き缶を持って運転席から降りてきたと思うと、きちんと道路の脇に缶を「置いて」から車を発進させていった。家の前に空き缶を置き去りにされる身としては、ポイ捨てとなんら変わるところがないのだが、彼らにしても排水溝にタバコの吸殻を捨てる人にしても、本人達は公道を汚さないというモラルのつもりなんだろう。案外、こういう人たちに限ってポイ捨てを憎悪してたりしてな。
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