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夫の大学時代の同期M氏の家に数人でおよばれ。 待ち合わせは鶴岡八幡宮の大鳥居のふもとで、これが初詣となる。よばれたのは他に彼ら二人の後輩に当たる男性が二人で、一人は私と同じ年でもう一人が一つ下。M氏の夫人も私より一つ下なので、五年のレンジに全員が納まったことになる。たぶん、掘れば共通の知り合いがざくざく出てくるだろうという近さで、ほとんど初対面ながら同世代の気楽さで楽しくすごす。お宅は鎌倉の閑静な住宅街の一角にある、豪邸といっても差し支えない広くて天井も高いアメリカンスタイルの戸建。外資系の駐在員や日本企業の役員などが2〜3年の周期で代々住んでいたらしい。それでいて離れのように中庭と廊下を挟んだ向こうにある和室など、古都っぽいところも心憎い。M氏はSOHOなので、この際環境の良いところに腰を落ち着けることにしたのだという。 確かにいいところである。M氏の書斎からも山々が見える。徒歩圏内にいくつも名所・旧跡がある。起伏にとんだ地形で山も海も近く、小川がさらさらと流れ、空気も澄んでいる。鎌倉と言うと、八幡宮参道の混雑振りやはとサブレぐらいしか思いつかないが、古くから文人などが移りすんだ理由がわかる。界隈を歩くと、風情のある、しかしあっと驚くような豪邸が立ち並んでいる。都心部まで1時間ぐらいというのも魅力的である。 M氏が結婚したのは私達が結婚した翌年で、ハネムーンベビーだった上のお嬢ちゃんが今年小学校入学で、下に3つ違いの坊やがいる。二人とものびのびと広いリビングを駆け巡っていた。これぐらい広ければ家で仕事をするにも邪魔にならない。私達のように大人二人のペースで過ごす生活とは、また違う生活がここにあるなぁ、と思う。自然が豊かなところで、ゆったりと家族4人仲良く暮らしている雰囲気が伝わってきて、居心地よく時間が過ぎて行った。 おいしい手料理に舌鼓を打ち、夜8時半ごろ揃ってお暇をする。というわけで、大河ドラマ見忘れる。
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