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フランス語教室の休み時間に、ひょんなことから私の出身高校の話になり、クラスメートの中に私の同級生と大学時代同級だったという人が現れた。驚いた。世間が狭いことに驚いたわけでなく、今まで私より4〜5才年長だと思っていたその人が、実は同学年だということを知って驚いたのだ。 身なりも言動も金銭的に余裕のある熟年女性という感じだったのだが、同級生なのかー、うーむ。と、クラス終了後に他の同年代のクラスメートにその話をする。もちろん彼女も驚いていた。が、立て続けに、ちなみにどこ(大学)?ちなみにどこ(高校)?と盛んに聞いてくる。そんなに気になるんだなぁ。別の意味で世間が狭いぞ。 夜、各所で話題になっている「白い巨塔」をちょっとだけ見る。田宮二郎版も見ていなかったのだが、やはりあっちの方が「権力と陰謀渦巻く大学病院」という雰囲気が出ていいかも。医学部長夫人を会長とする、厳密に夫の職階に対応した序列をもつ婦人会のシーンも出てきた。昔短期間バイトした研究室の教授は、以前地方の旧帝国大学の医学部に籍を置いていたのだが、夫人の話によると(なぜ研究室に研究者でない夫人がいるのかはまた別の話)、少なくともその当時(20年ぐらい前?)その大学医学部でもああいう厳密な序列をもつ婦人会は存在したらしい。彼女がその婦人会にいた頃は、まだ夫君がペーペーの時だったせいか彼女が怖いものなしだったせいか、苦い思い出はないようで「夫の職位で自動的に会長、副会長…って決まってくんだから面倒がなくていいのよ」と言っていた。
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