WELLA
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2003年07月27日(日) 未練たっぷり箱たっぷり

本格的に家の片付けものをしている。
うちは基本的に見せない収納である。家具もシリーズで買い揃えたので、ぱっと見はすっきり片付いているように見えるのだが、実はいつ整理しても常に残り5%くらいは訳のわからない有象無象スペースができてしまう。それを繰り返すうちに、見せない収納というよりは「見せられない収納」になってきた。できるだけモノを増やさないようにはしているのだが、やはり経年的な蓄積というか、自分の思いとは別に増えてしまうものもあり、難儀している。今回一念発起して高さ2mの本棚を購入した。これはスケスケ、丸見え。
加えてモノが捨てられない。モノが増えても潔く捨てられればいいのだが、「後で役に立ちそう」というモノは捨てられない。空き箱とか紙袋とかネジとか。別にきれいだから取っておくとか、コレクションとして取っておくという趣味はない。今もてあましているのは、北陸で団地住まいをしていたときの日用雑貨である。地方のセコハン団地から都心の新築マンション。必要とする装備はかなり違う。ゴミ箱の大きさからして違う(もっともゴミ箱は引っ越すときに引き取ってもらったのだが)。昨日洗面台の下を整理していたらU字の便座カバーが出てきた。換気用にガラス戸を少しあけていた雪国のトイレで、ひゃぁーっとか言いながら用を足していたころが懐かしい。が、東京にきてからはウォシュレット標準装備なので金輪際使わない。
収納用品もある。大きいものは押入れ収納ワゴンから小さいものは調味料ラックまで。そもそも今は押入れがない。調味料入れもシステムキッチンなので要らない。散々もてあましている。先日は実家と交渉して、北陸時代に使っていた家具をいくつか引き取ってもらったが、まだ細かいものが残っている。収納用品の収納場所に困るだなんてアナタ、冗談じゃありませんよ。
便座カバーにしろ調味料ラックにしろ、まだ使えるものは捨てるに忍びないが、こんなものはマンションの購入価格からすると置き場所の方が高くつく。今日こそは捨てる!と意を決して他の場所を片付けにかかると、中途半端な空間が目に止まる。ここにコーヒーや紅茶の缶が置けたら空間が利用できるのに、と思った瞬間に調味料ラックは別の用途ですっきりと収まってしまった。捨てようと思っていた箱も一つ二つぴったりはまってしまった。他にもまだ使える場所があるかもしれない。これでまた他の箱も捨てられない。


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