WELLA
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2003年05月31日(土) おいしい時間

非常勤先Lの授業の関係で、普段通っているNキャンパスではなく、郊外にあるIキャンパスの図書館を使いに行く。たまたま夫がそっち方面に用事があると言っていたので、一緒に行くことにした。図書館を使う、といっても近頃ではPCが使えないと意味がないので、入館する前に別棟のセンターに行ってPC用アカウントを発行してもらう。ここは私も十数年前に通ったところであり、勝手知ったるはずなのだが、私がいた頃とはずいぶん様子が変わっていて、迷っているうちにおりしも台風による大雨でずぶぬれになる。無事アカウントをもらって、図書館の中に入ってあいているPCの前に陣取る。土曜日なのに雨の生なのか意外と利用者がいる。さすがに教養課程キャンパスだけあって、普段見慣れている人々よりもさらに若い。おぼつかない手つきでキーボードをぽつぽつ打ち込んでいる姿など、なるほどなるほど、と参考に思う。
それにしても、こんなに緑深いところだったか。私がこのキャンパスに通っていたときはこの図書館は建築中だったので、在学中に1〜2度入った以外は本格的に使ったことはない。外は並木道に面しているので、大きな窓から厚い緑の層が重なって見える。
閉館時間まで集中的に作業をして、その後駅へ急ぐ。せっかくそっちまで行くので、沿線の先の駅に住んでいる大学時代の同級生と会うことにしてあり、ちょうど出勤日だったもう一人の同級生を誘って3人で食事。二人とも小学生と幼児の二児の母でありフルタイムで働いていて土曜日も仕事帰り。頭が下がる。駅ビルのイタリアンレストランに入り、きっかり2時間休むまもなくしゃべり、食べ、時に涙を流して笑い転げた。用事が済んだ夫が電話をしてきて、お開き。夫と駅で落ち合ってまた会おうね、と約束してそれぞれの方向に分かれて帰る。「また勉強に来なさいよ」と言われる。


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