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2003年02月03日(月) 冷凍寿司

あなたは冷凍寿司を知っているか。
ぶっちゃけ冷凍された寿司である。しかも握り。新宿のシダ○クス@カラオケで食べられるというので、われわれはその実態を調査しに行ってきた。
ことの発端は、例の元同僚たちとすし屋で、ランチメニューを食べていたときのこと。何せ退職しても依然職場が近いので、相変わらずつるんでいるのだが、フランス人がこの前テレビで冷凍寿司の紹介をやっていた、といいだした。なんですと!冷凍寿司を冷凍するなんて、そんなばかな!といきりたったのは、もうすぐシンガポールへ転職のため渡る予定(渡新というのか?)の、寿司好きが災いしていつも金欠のC君である。私もそれはかなり許せない話だと思った。この手のものは、冷凍するより解凍するほうが難しいのは自明である。液体窒素で凍らせた生きた金魚だって、溶けるときに細胞レベルの溶け方が違うので死んでしまうというではないか。しかもシャリとねたが同時にちょうどよく溶けなくてはいけないのだ。絶対まずいに決まっていると言い張る私たちの強い主張に、フランス人はもっと強く「絶対にある!」と言い張る。私たちはあるかないかを言っているのではない、あってもきっとまずいだろうといっているのだ。
で、午後になってもう一人のフランス人が冷凍寿司のURLをメールしてきた。「びっくりこいた」という特殊な解凍用の小さなトレイに乗せて解凍すると、ネタはひんやりシャリは人肌に仕上がるのだという。これは試してみる価値がありそうだ。というわけで、急遽いつもの面子で新宿のシダッ○スに寿司を食べがてら唄いにいくことになったというわけだ。カラオケルームに入るやいなや、食べ物のメニューを見る。はたして冷凍寿司がある。しかも上にぎり。張り切って注文すると、もうあとひとつしかないのだという。たった一人前の握りを待ちわびる7人。目の前に現れた寿司は、見た目いたって普通である。じゃんけんで争奪戦を繰り広げて、一人ひとつずつ食べてみる。お惣菜売り場の握りよりいけるかも。寿司好きの男も、「案外うまい」という。少なくとも下手な寿司屋よりは美味いだろう。
あっという間にメインイベントは終わり、いつものように果てしないカラオケワールドへと迷い込んでいくのであった。


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