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先日新年会で呼ばれた先で、持ち寄りの品の一つのディップが「!」と思うほど美味しかった。ベースはクリームチーズで、多分マヨネーズが加わっていて、香味野菜としてセロリ、たまねぎ、パセリ、このとろんとした感じはゼラチンか?それにしてもこの出汁のきいた感じはなんだろう?あっさりしていて濃厚な味。なんともいえずおいしく、後をひく。 持参したと思われる女性に「とてもおいしい」と話し掛け、作り方を聞くと「フィラデル〇ィアのクリームチーズ1箱とキャ〇ベルのマッシュルームスープ1缶をまぜてみじん切りの野菜を入れるんです。あ、あとかに缶」との大雑把な答え。「私も人に教えてもらったレシピなんですけど」という。彼女は海外生活も長いのでこういうアメリカーンなレシピを知っているのだな。うーん、確かに言われたとおりの味である。味の秘密はマッシュルームスープだったのか。それにしてもさっそく家で作ってみたいと思って、レシピを聞き出そうとすると、彼女が少し顔を曇らせながら「でも、一つだけ欠点があるんです」という。 …「それは、一回作るとすごく大量にできちゃうんです。何しろ、スープ1缶とチーズ1箱でそれだけでも多いのに、セロリ1カップとかたまねぎ一個とか、マヨネーズも半カップ入れたりするんで、今日みたいに大人数なときじゃないとなかなか…。まあ半量で作ればいいんでしょうけど、それだと中途半端にスープがあまるし…」 というわけで、大雑把なレシピを聞き出したので、家に帰ってgoogleで検索を掛けてみる。「クリームチーズ」「マッシュルームスープ」などと入れると、出てきた。ほんとにキャン〇ルのマッシュルームスープとフィラデ〇フィアのクリームチーズ、と書いてある。どのページも「アメリカ人から教えてもらった」とか「駐在人夫人のレシピ」などと書いてある。相当なヒットらしい。どんどん辿っていくと、キャンベルのマッシュルームスープの正式名称は「クリームオブマッシュルーム」というらしいことや、かに缶の代わりに海老を使ったりするバージョンがあることがわかった。さらにこの料理を「クラブモールド」と呼んでいるページもある。今度は「crab mold」で検索してみると、果たして英語のページにも何件かヒットした。カーニバルなどの時にハレの料理などでポピュラーらしい。本家本元そのもままのレシピである。 早速会社の帰りに輸入食材店に寄る。キ〇ンベルのスープ売り場にいくと、あるわあるわ、あの赤と白の缶が幾種類も並んでいて、アンディ・ウォーホールの絵、そのままである。えらいぞキャンベ〇。お目当てのマッシュルームスープはちゃんと「cream of mashroom」と書いてあるぞ!いろいろ欲しい物はあるがたくさん買うと重いし財布も心もとないので、クリームオブマッシュルームとクリームオブシュリンプだけ買うことにした。海老のスープをかっておけばかに缶や海老がないとき便利かと…。
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