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「プチ家出」とか「プチ留学」とか「プチ散財」とか、プチは最近かなり広範囲に市民権を得てきたように思う。私達の世代にはなじみのある「ミニ」が世に出てきた時もこんな感じだったのだろうか。「プチ」という言葉は「ちょっとした」という日本語に置き換えるとワタシ的にはしっくりくる。 某所で学生さんに課題とは別に任意で「ちょっとしたモノ」を出してもらった。必須でないので「課題」という言葉を使わなかったのだがカレラ的には十分「課題」で、しきりと「課題、課題」というのだった。いや、課題っていうほど大げさじゃないんだけど…、とやや困惑していたら「プチ課題だしまーす」というメールがきた。なるほどねぇ、「プチ課題」。面白いので「プチ課題のネーミング採用」といったらそれっきりその「ちょっとしたモノ」は公称「プチ課題」として収まってしまった。この勢いで小テストはプチテスト、小論文もプチ論文になるか? プチで思い出したが、最近若いコたちが「フツーに○○だよね」などと「フツーに」という言葉をよく使うようだ。しかしその使われ方が普通ではない。初めて聞いたときは耳を疑った。私が採集した数少ない例だと「フツーにすごくない?(当然単語の平板化+語尾上げ)」「フツーに熱いんだけど」「フツーに濡れるよね」など。 この「フツーに」の意味するところはなんだろうか?採集例の前者2つは、テレビでコギャルさんたちがいっていたのだが、最後の「フツーに濡れるよね」というのは、20歳前の浮いたところのないお嬢さんが会話の中で言ったのをその場に居合わせて聞いたもの。状況としては雨降りの中傘を差しかけられて、 「相合傘ってさー、意味無くない?」 「うん、どっちもフツーに濡れるよね」 うーむ。「フツーに」というのは「当然」という意味か?あるいは「なにげに」という言葉に近いか?そもそも「なにげに」もすごいよな。もともとは「何気なく」だったんだろうに、なにげに定着してしまった。フツーにわかんないんですけど。
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