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2001年06月08日(金) 抹茶ババロア

神楽坂は五○番の中華まん、不ニ家のペコちゃん焼きなどがちょっとした名物である。その並びに隣に紀△善という甘味処があって、母がここの蜜豆の豆が大好きなので私もたまに買って帰るのだが、ここ最近すごい混雑なのである。もともと名の知れた人気店だったのだが、夜8時すぎなのに喫茶部門もお持ち帰り部門も連日行列なのだ。気候のせいでみんながいっせいにあんみつを食べたくなったのかと思ったら、そうではないらしい。

喫茶に入ると抹茶ババロアを食べている人がやたら多い。お持ち帰り部門で買っている人は口々に「抹茶ババロア○個下さい」という。抹茶ババロアがないと、他のあんみつやくずもちには目もくれずがっくりと肩を落として帰っていく。外を歩いている人は、店の行列を見ながら「…抹茶ババロアが云々…」と目引き袖引き。なんかヘン。この前覗いたら、抹茶ババロアだけが他の商品の倍以上用意されていた。量産体制にはいっているらしい。抹茶ババロアが脚光を浴びているのはわかったが、別に前からある商品だし、去年も一昨年もこんなことはなかったのに、急に美味しくなったのか?抹茶ババロア。

いぶかしく思っていたら謎が解けた。今トヨ工ツがドラマで作家の役を演じていて、その作家が△の善の抹茶ババロアが好きという設定なんだそうな。それでかー。なんと単純。英語のクラスで一緒の人は会社の後輩が食べたがっているというので、買っていってあげたのだが、その後輩は「トヨエツがこうやって食べているから」とババロアと上にのっているクリームと小豆をスプーンでぐるぐるぐるとかき混ぜて食べたそうだ。ひょえー。あたらしいスタンダードか。げにおそろしきドラマの影響。


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