WELLA
DiaryINDEXpastwill


2001年06月03日(日) 錦糸町体験

とある国内最大の電話会社の関係者によって結成されているところのオーケストラの定期演奏会チケットをいただいたので、夫とともにJR錦糸町駅近くのコンサートホールまで行ってきた。錦糸町に降り立ったのははじめてである。会場までは徒歩5分、閉店したそ○うと、外資系の大型ホテルと並んでいて、話に聞いていた錦糸町のイメージとはずいぶん違う。

会場には開演時間5分前に滑り込む。正面の舞台上方にはパイプオルガン、周囲の壁にはホルンをイメージしたような間接照明のペンダントが並ぶ。イスは座りごこちがよく、トイレは広くて明るくバリアフリーもばっちりの立派なホールである。聞くところによるとこのホール設備や立地条件の割に使用料が安いそうで、実際この時期はアマチュアオーケストラの定期演奏会が目白押しである。
演奏曲はメインがブラームス4番。かつてなんちゃってクラリネット吹きとして大学オケの一員だったときに演奏したことがある。壇上には同じ大学オケ出身者の顔もちらほら。あっさり楽器をやめてしまった身としてはとしては猛烈にうらやましくなる。

コンサートの後は「未知の街・錦糸町」を散策。駅の反対側に出ると突然そこは話に聞いていた錦糸町である。立ち並ぶビルには極彩色の看板に刺激的な文字がならび、電柱や標識にはべたべたとチラシが貼ってある。夫は一瞬私と離れて歩いた隙に、呼び込みに「おにーさん、○千円でいいよ」とかなんとか声をかけられる。
ガード下にパトカーが集まっているので何事かと思って見ると、殆ど地面をこすりそうなほど車高の低い金色の車が止まっていて、その周囲を警察官が取り囲んでいる。なにやら説得している様子。日本の警察官はやっぱり優しい。銃をちらつかせたりしないもんね。
例によってセルフコーヒーショップを見つけて入る。軒先に席を取って外の景色を眺めていると、オープンカーが前部をバウンドさせながら目の前の公道を過ぎていった。
おそるべし、錦糸町。



れいこな |MAILBBS