WELLA DiaryINDEX|past|will
以前、東京に住んでいても知り合いに合う確率は低い、という話を書いた記憶があるが、今日はやっぱり東京って怖い、と思ったことだった。 といっても別に悪いことしていたわけじゃないので、嬉しい偶然だったんだけど。 私には週1回仕事に行くところがあって、それ自体は午前中に終わってしまうのであとは拘束されることなくその場にとどまってよし、帰ってよし、という状態である(ああ、まどろっこしい書き方だなぁ。これも個人情報の保全か?だとしたらなんと不毛な…)。 昨日も仕事が終わって、外にでて鯖の塩焼きを食べ、再度マシンルームに戻っていろいろ後始末や準備やらネットサーフィンやら(笑)をしていたのだが、ちょっと冷房の効きすぎで寒くなってきた。夜は英語教室に行く時間まではすこしあるけれど、どこかのセルフコーヒーでも飲んで身体を温めようと帰り支度をして外へ出た。 いつもは通らない道を通ってみっぺと思って裏道をうねうねと歩き、駅前の商店街まで出たのだが、なにぶんその道を通るのは久しぶりだったので、きょりょきょりょとお店の看板を見たり路地を覗いたりしながら歩いていた。で、何本めかの路地をふと覗いたときに、向こうから歩いてきた女性と目が合った。 私 「○○(旧姓)さん!」 あらまー。私が昔勤めていた会社の先輩の女性だったのだ。うわー。彼女は私が入ったときにすでに専門職として働いていたのだが、私が結婚退職した半年後ぐらいにやはり地方に住む人と結婚して地方に転居したのだ。結婚式は私と同じ式場だったので似たような境遇に親近感を覚えていたのだが、直接年賀状のやりとりなどはなく、しばらくして東京に戻ってきて子会社に就職してバリバリと働いているという話を噂で聞いてた。でもなぜこの場所をこんな時間(16時)に歩いているの? 彼女も帰るところだというので、とりあえずお茶でもと、席につくのもそこそこにお互いの身の上話炸裂。なんといっても6年間の空白をうめるのであるから、しゃべるしゃべる。 なんでも私も知っている彼女の元上司が会社を辞めて新しく事業を起こしたので、子会社をやめてそこをパートタイムで手伝うことにしたのだそうだ。昔の仲間を募って社員に呼んでいるらしく、何人か懐かしい消息を聞いた。それにしてもその場所が私働いているところと目と鼻の先。時間帯がずれたのでたまたま遭遇したのだが、いつもと違う時間にいつもと違う道を歩くとこういうことが起きるのだなぁ。つくづく偶然の恐ろしさを思い知ったわけである。
|