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引き続き出不精な一日。今日は明日の目玉焼きにする卵が底をついてきたので夕方ちょろっと買い物。うちの裏にある大手メーカーの社宅の敷地内にある私道を抜けていく。ゆったりとした敷地なので大きな桜の木があったり菜の花が咲いていたり、のどかのどか。社宅自体は空室が目立っているので、意図的に立ち退きをさせているのかもしれない。ここもいずれマンションになるだろう。 それ以外はほぼ一日中だらだらと書道など。母が書道の先生をしているので、仕方なくというか幸いというか、去年のはじめ頃からまじめにやっている。 どうもこの母というのが曲者で、趣味として始めたことをいつのまにか飯のタネにしてしまう、という癖がある。もともとはPTAのサークルに入ったのが高じて熱心にやるようになり、その影響で私も幼稚園の年長の頃から書道を始めた。が、その流派で書く大人っぽい字と小学校で習う字とがずいぶん違っていたのを、同級生にからかわれたのが嫌でやめてしまった。それから数年して母は自宅で子供たち相手に書道教室を始めたりして、ますます深みにはまって現在にいたるのだ。 落伍者である私は途中でやめてしまったのを負い目に感じ、どうも書道に対してはアイタタタな気持ちがぬぐえなかった。大きくなってから何度か母に言いよられてしばらく他の先生についたり母についたりし、またそれを途中でやめたりしてさらにアイタタタタな状況に自分を追い込んでしまった。というわけで、私の書く字はどうも筆圧が弱いへなへなした字で、ずっと劣等感を持ちつづけている。 ところで兄嫁は子供の頃からずっと書道を習っていて相当上手いので、兄が結婚したとき母の後継者ができたようで内心ほっとした。結婚してから彼女も母と同じ流派で習っているのだが、その様子を見るにつけ実の娘にもやらせたいと切に願うようになったらしい。また言い寄られて再開することになった。実に三度目の正直である。半分親孝行でもあるが、ただで教えてもらっている上に道具も母のものを譲ってもらっているので、その分感謝してやるしかない。 明日は夫が一日留守だというので実家に行く予定。実家に帰るのにお習字を書いて持ってかなきゃ肩身が狭いっていうのもどうもねぇ。
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