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今日も一日家にいてしまった。しかも夫以外誰ともしゃべらなかった。 普段でも一日中一歩も家から出ないということはあるのだが、電話がかかってくるとか御用聞き(古いね)が来るとか、なにかしら声を出す機会はある。 一人でいるのは別に嫌じゃない。そろそろ冷蔵庫の中が空になってきたので、食料(特に野菜類)を買いに行かなければ、と思いつつずっと家にいる。少し念入りにトイレ掃除など。そういえば食パンも少ししかない。近所のコンビニで買ってもいいけれど、明日の朝はご飯にしよう。あ、今日も銀行の振込みをしなかった。 ずっと家にいても、ネットは常時接続なので果てしなくWebを徘徊するとか、積んだままの本をなんとかするとか、することはたくさんある。退屈はしない。人と口をきかないからといってまったく言葉を交わさないわけではない。毎日誰かしらメールが来るしこちらも出すし、掲示板の書き込みもある。チャットはしないけれど、よその掲示板をROMするだけでも人の話を立ち聞きしているような感覚で面白い。 これらはまさにネット社会の恩恵で、ネットがなかったらもっと外へ出るのかもしれない。ただそれで不足を感じないのは、ひとたび人を求めて外へ出れば容易に家族や友人に会ったりできる裏返しなんだろうと思う。ケンブリッジにいたときもネット環境は決して悪くなかったけれど、それでも外に出ようとしていたのは、あまりにも生身の私という人間の存在が知られていないという恐怖からだったし、結婚して北陸に越して程なく学校に入ったのは「人に会いたい」という理由が大きかった。 親兄弟や友人がたくさん住んでいる土地で、こうやって一人気ままに過ごすのは「いつでも会える」という安心感に他ならない。
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